山田孝之と菅田将暉がバディを組み、デジタル遺品にまつわる人間ドラマをひもといていく金曜ナイトドラマ「dele」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)。
勧善懲悪の色合いが強かった第6話から一転、9月6日放送の第7話は、最後まで真犯人が明かされない展開で、視聴者をざわつかせた。
“消す”ことを生業にする「dele.LIFE」で働きながら“消す”ことへの違和感が大きくなっていく真柴祐太郎(菅田)にもスポットが当たった7話。山田兼司プロデューサー、常廣丈太監督らに作品づくりのウラガワを聞く集中連載の第7回では、作品の底に流れる“消す”というテーマのウラガワに迫る。
「dele」は、プログラマー・坂上圭司(山田)と何でも屋・真柴祐太郎が、クライアントのデジタル遺品を整理する中で巻き起こる人間ドラマ。
ベストセラー作家・本多孝好氏が原案を担当し、各話ごとに金城一紀氏、渡辺雄介氏など、多くの話題作を手掛けてきた脚本家が名を連ねることでも注目を集めている。
第7話の依頼人・笹本隆(西ヶ谷帆澄)が自殺する。隆の父親は、8年前のジュース毒物混入事件で4人を殺害した罪で死刑が確定している笹本清一死刑囚(塚本晋也)だった。
姉で弁護士の舞(麻生久美子)に促され、圭司はしぶしぶデータを確認。遺されたファイルは、笹本清一の疑いを晴らす可能性のある動画データだった。真相を知るため調査を進めるうち、街に暮らす人々から不正や不倫、暴力、ドラッグなど、犯行動機となり得る“裏の顔”が次々と浮上する…という展開だった。
視聴者からは「今回もすごい終わり方だったな…」「人間の闇がこれでもかと描かれてゾクゾクした」「気持ちいいくらい突き抜けた“気持ち悪さ”があった」といった声が上がっている。
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