大東駿介が学んだ「役の言葉は自分の言葉であるべき」倉野尾成美は「謎」に悩む<ひまわり対談・前編>

2018/09/14 07:15 配信

アイドル

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謎な中で“一応”演技


――倉野尾さんは、本人役としてラジオにゲスト出演するシーンでした。この作品への出演が決まった時はどう思われましたか?

倉野尾:私は初めての映画出演だったので、どういう作品なんだろうと思って、いざ台本を開いたら「ラジオのゲスト風に」と書いてあって、あとは薄っぺらかったんですよ(笑)。「え? どういうこと?」ってスタッフの方に聞いたら「ドキュメントみたいな感じで撮っている」と聞いて、「ありのままの倉野尾成美で出てください」って言われました。

なので、そのままの私で出たんですけど、やっぱり俳優さんがいる中で、当然(大東らが俳優だと)私は知っていたので、すごく不思議な感覚でした。「演技してるのかな?」「してないのかな?」って考えながら。本当に最初は謎でした。

大東:俺らも謎やったよ。

倉野尾:(大東らは)演技に見えなくてなじんでいました。

――撮影の時の大東さんの印象は?

大東:普通にしてたよな?

倉野尾:一応演技なんですよね?

大東:一応演技やけど…。

倉野尾:演技に見えないんですよ。本当に大学生で、地方を勇気付けようとしているような。役者さんじゃなかったかもしれないです。

大東:そうやな。ほんまに普通にいました。普通にその辺でしゃべっていたり。

倉野尾:でも、あいさつとかはないんですよ。「大東です」「倉野尾です」というのはできなくて。

大東:ほんまやなぁ。あのラジオブース以外で話すこと、そんなになかったもんな。

倉野尾:なかったですね。