――濱田さんにとって今までで印象深かったのはどの回でしたか?
鈴木拓さんが出た回かな…(笑)。まるでリップシンクができていなかったんですけど、ただ拓さんが江戸時代の格好をしているだけでも、画が持つということが、間口の広い落語ならではのことなんじゃないかと思います。
僕は拓さんと現代劇のパートでも共演したんですが、現代劇もまぁまぁ…上手ではないんです(笑)。でも、拓さんの演技が愛されキャラとして、コメディー要素として受け入れられるのがすごいですよね。
でも、他の時代劇パートに出ている方々を見ていると、本当にすごく上手だと思います。
僕はこの番組で一番重要で難しいリップシンク芝居をやったことがないんです。だから出演している皆さんは、同業として尊敬しています。
――ご自身で時代劇パートに出演してみたいとは思いますか?
そうですね…僕はこの番組の一番重要な部分には出演していないんですよね…。
でもこうやって取材を受けたり、皆さんに番組のことをほめていただけたり、実は今が一番いいポジションなんです(笑)。
なので、あんまり「チャレンジしたい!」っていうとやらされそうでちょっと怖いです。
でももし、時代劇パートをやることになったら、江戸弁がきついチャキチャキの男を演じたいです。ハードルは高そうですけど(笑)。
僕も大人なので、分かっているんです。このままやらずに終われるとは思っていないんですよ。いつかやらなければいけないんだろうとは思っています。
――では最後に、今回の秋スペシャルの見どころをお聞かせください。
もちろん、いつもの映像も面白いです。
ただ今回は普段とは違って、僕と柳家喬太郎師匠と春風亭一之輔師匠の鼎談(ていだん)があるんです。そこでいろんな裏話を聞き出しているので、見どころだと思います。
その対談の中では、「落語家さんから見た『落語THE MOVIE』ってどうですか?」っていう質問を聞いているんです。この質問って、おそらくこの番組を見ている落語好きの方が一番気になっているだろうことだと思うので、師匠方の答えを聞いてすっきりしてくれるんではないでしょうか。
緊張しましたが、落語への敬意は忘れないように、でもあほなふりしつついろんなことを聞いているので、楽しみにしていてください!
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