鈴木紗理奈が経験から見えてきた「自分の生きる道」初舞台で女優としてさらなる飛躍へ

2018/10/01 07:10 配信

芸能一般 インタビュー

“めちゃイケ”終了は「大きかった」と語る


脚本・演出家で俳優の宅間孝行によるエンターテインメントプロジェクト「タクフェス(TAKUMA FESTIVAL JAPAN)」の舞台第6弾「あいあい傘」が、10月5日(金)埼玉・志木市民会館パルシティでのプレビュー公演を皮切りに、全国10都市で上演される。

本作は、宅間が主宰を務めた劇団東京セレソンデラックスで2007年に上演されて以来、再演を望む声が多かったものの、幻の名作と言われていた作品。

25年前に失踪した父親・六郎(永島敏行)を探して、とある田舎町を訪れたさつき(星野真里)。父親には新しい家族がいるが、果たして二人は再会できるのか。娘は父に何を伝えるのか。家族の絆や愛を真っすぐに問いかける。

この作品で、鈴木紗理奈が舞台デビューを果たす。映画初主演を務めた「キセキの葉書」(2017年)でマドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を受賞。さらに、ドラマ「きみが心に棲みついた」(2018年、TBS系)での好演が記憶に新しい。女優として一躍注目されている鈴木を直撃し、念願の初舞台に立つことへの思いを語ってもらった。

宅間孝行の舞台は「昔から好きだった」と熱い思いを明かした


せりふを覚えるのは得意…昔は(笑)


――舞台への出演はずっと希望していたそうですね。

ずっとやりたいと思っていたんですね。やりたかったんですが、舞台は(稽古も合わせると)長いじゃないですか。なので、なかなか機会に恵まれなかったんですが、今回お話をいただいて出演できることになりました。

私、ずっと好きで見ていたんです。セレソンの時から宅間さんの舞台が。それでお話をいただけたので、「ぜひとも出たい!」と思い…そういう流れでございます(笑)。意気込んでおります!

――宅間さんの舞台の魅力とは?

笑いあり、涙あり、青春心をくすぐる、昔感じたほろ苦い、大人になると忘れてしまうもどかしさや切なさという感情を探ってくれるんですね。その世界観とそこの感情を揺さぶられるのが大好きです。

――初舞台への不安は?

ないです。飛び込むだけです。

――せりふを覚えるのは得意だそうですね。

そうなんです、昔はそうだったんです。すごく記憶力が良くて、読んだら覚えられていたんですけど、最近はそんなことがなくて(苦笑)。覚えは早い方だと思うんですけど、昔ほどは…。一回さらっと読んで入るかと思っても、最近は全然入ってこないです。

でも、せりふって覚えにいく気でいくと駄目で、その人が「こういう行動をしたらこう思うだろうな」ということを考えれば、その場で当然出てくる言葉になると思うんですね。それぐらい台本を読み込んで、役の解釈ができれば、きっと大丈夫やと信じているので、真摯に向き合うのみやと思っています。

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