――そうなんですね(笑)。ちなみに映画では、斗和がヒロインの美苑に壁ドンした後、美苑(唐田えりか)から壁ドンをやり返されますが、もしご自身が女性から壁ドンされたとしたら、どういう感じになりそうですか?
満員電車に乗っていて電車が揺れた時に、たまたまされたことがあって。女性から壁ドンされると、なんかソワソワするというか、あんまり得意じゃないかもしれないですね。
――では、逆に女性からされてみたいことは?
何だろうな…。例えば彼女と一緒に住んでいて、僕が仕事に疲れて帰ってきてドアを開けたら、急に抱き着いてくれるとか? もう疲れも吹っ飛んじゃいそうですよね。
そういうのはいいなぁと思います。毎日じゃなくても、たまにそんな一面が見られたらうれしいです。
――演じる律は、データ至上主義で、リアルな恋愛経験がないため、やたらデータで語ろうとする役どころ。一見おとなしそうなキャラに見えますが、女性の口説き方を積極的に調べるなど、意外なキャラですよね。
あんなに積極的に調べているのに、全然自分に応用できないっていう(笑)。でも、そこが律の良いところだと思いましたね。
ドラマで描かれた律の最後の告白のシーンも、考えてというよりは、その時に出てきた言葉を言って、思いがあふれてきたみたいにしたくて。
台本では「大好きだ」だったのですが、ここは「好きです」だと思って、監督さんと相談して「好きです」に変えてもらいました。「好きです。すごくすごく好きです」っていう言葉は、僕は律らしくてすごくいいなと思っています。
――斗和にとって美苑が初恋になりますが、伊藤さんの初恋のエピソードを教えてください。
幼稚園の先生です。「僕、あの人と結婚する」って言っていたくらい、ほれていました(笑)。いつも一番、遊んでくれていたんです。ドッヂボールをしたり、鬼ごっこをしたり。
他の園児がその先生と楽しそうにしていると、その時は無意識だったのですが嫉妬をしていました(笑)。人生で初めて嫉妬した瞬間です。
――斗和は美苑を初めて好きになり、何度フラれても諦めずにアタックし続けますが、伊藤さんご自身は?
僕も諦めないタイプですね。フラれればフラれるほどいっちゃいます。男って本能的に何かを追いたくなるんですかね。
でも、またこれも勝手なもので、すごく追っていても、急に向こうから振り向かれちゃうと、「おおっ!?」みたいになっちゃうし。男の面倒くさいところですね(苦笑)。
女の子からしてみたら、そんなにアプローチかけていたのに、振り向いたら、急にそんな感じなの!?って思うかもしれないですね(苦笑)。
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