映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」の完成披露上映会が10月11日に都内で行われ、初主演を務めた矢野聖人をはじめ、武田梨奈、岡本玲、藤原知之監督が舞台あいさつに登壇した。
本作は、和歌山にあるクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」を舞台に、クジラを愛する青年・鯨井太一をリーダーとし博物館を盛り上げていく様子を描いたクジラと人間の奮闘記。映画初主演となる矢野が、実在するクジラ博物館を支えるため、悩み挫けながらもクジラをひたむきに愛する太一の心の葛藤を演じている。
舞台あいさつでは、映画の内容に合わせ「挫折の乗り越え方」についてのトークを展開した。
矢野は「つまずいたり、行き詰まったときには、自分を応援してくれる人や支えてくれる人を思い出します。『そういう人たちがいるから頑張らなきゃな』って思い、もっと上に行かなきゃ、こんなところでつまずいている場合じゃないなって、一度自分を鼓舞して乗り越えています」とコメント。
「あとは、一回ゼロになるというか、『もう、何でもいいや!』ってなってから再スタートするみたいな。自分の中でリセットする、気持ち的な部分ですね」と語った。
また、武田は「考えれば考えるほど頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうので、自分が一番落ち着ける映画館に行って、映画を見ながら無になることですね。そこでリセットして、またモチベーションあげて『頑張ろう!』って思っています」と言い、「左側の後ろの方の席が好きなんです。見終わって帰っていくお客さんの顔を見るのが好きです」と映画好きの武田らしい方法を明かした。
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