今回公開となった映像では、9mm Parabellum Bulletによる主題歌「キャリーオン」の2ビートで疾走するバンドサウンドにのせ、道内各地を渡り回る彼らの旅の様子が映し出される。
いつの間にか旅の主導権は月子に握られ、ニートたちは仕方なく彼女の指示通り道内各地を縦横無尽に走り回っていく。
タイプの異なる三者三様の“ワケあり”なニートたちは時には困難にぶち当たり、時には互いが衝突し合いながらも北海道の人情溢れる人々の出会いと触れ合いを通して次第に今まで逃げてばかりいた“自分自身”と向き合い始める。
解禁された映像内でもヤクザから逃げ回るシーンから農場でヤギを追い掛けるシーンまで劇中でもとにかく全速力で走る場面が多く、安井は過酷な夏の北海道ロケの中、体を張って全身全霊で役に臨んでいた。
安井自身も「北海道を端から端まで走り回って、総移動距離約3300km。キャストスタッフはもちろん、地元の方々の思いもたくさん詰まった作品になりました」と語っており、その撮影は充実した様子。
さらに、彼らの息の合ったコミカルなやりとりや、時には感情をあらわにしてぶつかり合う姿なども収められている。
映画初主演ながら堂々とした佇まいで演じ切った“役者”としての安井の新たな一面を本作では垣間見え、そんな“座長”安井と同様に時にはもがき、葛藤しながら成長していく若者を等身大で演じ切った森田、山本、灯らフレッシュなキャスト陣の熱演も見どころになっている。
そしてポスタービジュアルには、北海道の大自然をバックに呑気な表情を浮かべるレンチを始め、彼に振り回されるタカシ、キノブー、どこか悲しげな表情を浮かべる月子の姿が収められている。
「生きること、サボってました」という言葉の通り、諦め半分で生きてきた凸凹トリオと謎の少女が先の読めない旅をしていく。
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