――佐藤さんはこれまでヒロインがときめくようなキラキラした役を演じることが多かったですが、嫌な役どころは初めてですか?
そうですね~、これまで(出演作品は)ほとんどキスシーンがありましたね!(笑) 嫌な役は連続ドラマだと初めてです。でも確かに軽部は嫌なやつですが、人間的に面白い部分があって、愛嬌(あいきょう)もあるんです。
――かわいらしい一面もあるんですね。
僕も最初は、「なんだこいつ?」と思われるような嫌なキャラクターが求められていると思ったのですが、監督と役についてディスカッションをする中で、かわいげのある部分も必要だということが分かりました。オリジナリティーを出しつつ応えていけたらいいなと思います。
――今回、スーツ姿の佐藤さんが見られることも楽しみです。
年齢が上がることで頂ける役の幅が広がるので、ありがたさもある分、僕にはスーツはまだ早いんじゃないかと不安もあります。これまで制服を着る役が多かった僕の初めてのスーツ姿が、「皆さんにどう届くんだろう?」と思っています。
――ドラマの見どころの一つでもある奥多摩・水根での撮影はいかがですか?
都内とは思えないくらい大自然に囲まれていて、すごくいいところです。撮影が始まったのは、夏の終わりごろで少し暑かったので、川のほとりでのシーンはすごく気持ちよかったです。
個人的に奥多摩の山に登ってみたいと気になっていたし、ドラマが完成した時にどういうふうになっているのだろうと楽しみにしながら撮影しています。あんなにすてきな場所で何度も事件が起きるのは、不自然なくらいです(笑)。
――虫が嫌いな役ですが、夏の終わりごろということで実際に現場に虫がたくさんいたのでは?
結構いましたが、僕は虫が平気なので大丈夫でした。でも以前撮影中に、「ヒルに注意してください」と慣れている感じでスタッフさんに呼びかけられて、僕は「え、ヒルいるんだ!?」と驚いたんですけど、びっくりしているのが僕しかいなかったです(笑)。
幸い無事でしたけど、「気付いたら付いているから」と言われて「そんな感じなんだ…」と思いました(笑)。
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