――米倉さんとのシーンでは、「ドクターX」シリーズの大門未知子と加地秀樹の関係性のようなものを期待している視聴者もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうしても台本が意識し始めている感じがあるんですけど、全く違う物語なので、なるべくお互いに「ドクターX」に寄らないように、同じようにならないようにと思ってやっています。
大鷹はどうしても小鳥遊さんにツッコむせりふが多いんですけど、加地先生には寄らないようにと。
スタッフも「ドクターX」の時とほぼ一緒なんですけど、どうしても「未知子さん」とか「加地先生」とか呼んでしまうので、「気をつけましょう」って笑っています。
――米倉さんとの信頼関係があるからこそですね。
米倉さんとは、お互いのことを本当によく分かり合えています。私生活でもよくご飯に行ったり連絡を取り合ったりとかしているので、本当に信頼し合える仲間ですね。だからこそ、“未知子と加地先生”とは似ないよう新境地を開拓したいんです。
今回の役でも、僕は検事時代に小鳥遊さんと戦ってめちゃくちゃにやられた過去があるんですが(笑)。僕は彼女のことをすごい人だとは思っているけどよくは思ってない。そういう距離感ははっきりさせて、近づき過ぎないようにと思っています。でも、どうしても何かあるとお互い頼ってしまうところがあるので、そこを何とか頑張っています。
――撮影で苦労されていることは何ですか?
僕、1、2話は所員じゃなかったので法廷シーンに出てないんですけど、3話は法廷シーンを任されました。慣れていないセットって、出演者もそうですが、スタッフもやっぱり苦しいもので。セットに慣れるまで時間がかかるんです。
壁とか天井とか撮影の手順や場所がありますから。医者ものだったらびっくりするくらい速く撮れるんですけどね。みんな慣れているので(笑)。まぁ、当時も最初は大変だったけど、驚くほどレベルが上がりました。今回も、どこまでみんなで行けるか楽しみです。
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