11月24日(土)にNHK BSプレミアムで放送される「遙かなる山の呼び声」(夜9:00-10:30)の試写会が行われ、阿部寛、常盤貴子らが登壇した。
1980年に公開された山田洋次監督の同名映画を38年ぶりに原作にはない要素を加えてドラマ化した同作。
北海道を舞台に、夫を失いながらも酪農に夢と生涯をかける民子(常盤)と、悲運な宿命を背負った男の出会いと別れを描いている。
映画で高倉健が好演した謎の男・耕作を演じた阿部は、「健さんの演じられた役をやるというのは、役者は誰でも断ると思うんです。健さんだからこそ完成されている作品の雰囲気というのがあるので…」とプレッシャーがあったそう。
しかし、「監督のリードや常磐さんの素晴らしい演技に助けられて、色んなことを考えさせられながら非常にいい作品ができました」と撮影を振り返った。
民子役の常磐もかつて倍賞美津子が演じた役ということでプレッシャーを感じたというが、「映画版を知らない世代の方たちに作品の良さを知っていただくというのも私たちの役目なのではと思い、決心しました。撮影はやはり大変で色んな葛藤もありましたが、監督と相談することによって私なりの民子像ができたかなと思います」とドラマ版の出来に自信を見せた。
北海道でロケが行われ、雄大な自然や牧場での場面が印象的な本作。
撮影中のエピソードを問われると阿部は、「搾乳のシーンは結構練習しましたね。難しいんですよ!」と回答。
そして、「やってみると牛のかわいさやそれぞれに色んな性格があることも分かりました。実際ご苦労されてやっているんだなということも実感しましたね」と語った。
そんな阿部に続き常磐も「牛が大好きになりまして…。携帯の待受にもしちゃうくらい! 自分の中でブームです」と明かし、すっかり牛の魅力にハマっている様子だった。
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