桐谷健太“世良さん”衝撃のトレンド1位!「クズすぎる」「そんな人じゃない」<まんぷく>

2018/11/13 07:32 配信

ドラマ

“不公平の時代”世良の信念


【写真を見る】スーツに身を包んだ世良。萬平の“命の恩人”だったはずが…(C)NHK


世良は、憲兵に捕まっていた萬平を救い出すのに一役買った“命の恩人”。だから萬平たちはあっさり世良を信じてしまったのか…。世良の話をすっかり信じ込んだ「たちばな塩業」の検品係が萬平に「茶色い塩があったんです」「これくらいいいかと…申し訳ありません!」と申し出たことも、真実を覆い隠してしまった。

もともと商才を生かして世良商事を営む世良は、戦後の混乱のなかで「違法にものを仕入れて売りさばく」「金のないヤツから安く買い叩いたものを金のあるヤツに高く売る」という、闇屋まがいのことをして糊口をしのいでいた。

第26回(10月26日)、戦後の混乱のなかで福子が世良に再会した際、世良は鈴(松坂慶子)の結城の着物を300円で買い、「3倍の値段で誰かに買うてもらう」と豪語。

「今は不公平の時代ですわ。戦死した人間と無事で帰ってきた人間。抑留された人間と帰国できた人間。戦犯にされた人間と免れた人間。闇で儲けた人間と儲けられへんかった人間。飢えてる人間とたらふく食うてる人間。焼け出された人間と、焼け残った人間。不公平が当たり前やのにそれに文句いうてる時点でもうあかんのです」と説き、萬平に「はよ出てこい、発明家の立花くん」とハッパをかけたのだった。

桐谷「世良は萬平の“もう一人の嫁”(笑)」


【写真を見る】闇市で会った世良さんはいい人だったのに…(C)NHK


世良の“信念”を知る視聴者からは、「世良さんはそんなことをする人じゃないはず」「萬平さんも、初めての納品を人任せにすべきじゃなかった」といった声も…。

演じる桐谷はインタビューで、世良について「ストーリーが進むにつれて、世良の言葉が、萬平にとって刺激になり、彼の背中を押していきます。福子の支え方とはまた違った、『もうひとりの嫁』的な立場なのではないでしょうか(笑)」「僕の演じる世良は、物語にいろいろと風穴を開けていく役なので、登場した時には注目してください」とコメントしている。衝撃の“ピンハネ事件”の結末と、世良と萬平・福子との今後の縁に注目が集まる。

第38回(11月13日放送)あらすじ


社員の岡(中尾明慶)がケンカで逮捕され、たちばな塩業はぎくしゃく。萬平は人を使う難しさを痛感する。日々の過酷な労働に加え、給料も満足に支払えず、社員たちの不満がたまっていることを察した福子は、みんなの不満を解消しようとある秘策を思いつき・・・。

第38回シーンより(C)NHK

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