「警視庁捜査資料管理室(仮)」瀧川英次、明石の几帳面な性格に「すごく自分自身と離れたキャラクターなので、逆にやりやすかった」

2018/11/21 07:45 配信

ドラマ

ドラマ「警視庁捜査資料管理室(仮)」(BSフジ)で主演を務める瀧川英次

BSフジで放送中の警察ドラマ「警視庁捜査資料管理室(仮)」(毎週月曜夜11:00-11:30)の主人公・明石幸男を演じる瀧川英次にインタビューを行った。

ドラマ「警視庁捜査資料管理室(仮)」は、「踊る大捜査線」(1997年ほか、フジテレビ系)シリーズを手掛けた監督・本広克行と高井一郎プロデューサーが再びタッグを組んだことで、「踊る」ファンの間でも話題を呼んでいる作品だ。

警視庁勝どき署に仮設置された「警視庁捜査資料管理室(仮)」に着任した明石幸男(瀧川英次)。警視庁技術専門官として、過去の捜査資料をデータ入力するのが彼の主な仕事だ。だが幼い頃から自分だけの世界で妄想することが好きだった明石は、解決済み事件の資料の山に妄想癖が再燃。すでに捜査が終了している事件を勝手に推理し、意外な真相(!?)を導き出していく。

明石を演じる瀧川にドラマの見どころや裏話を聞いた。

濃いドラマに仕上がってるなと感じました


――まず、映画コメンテーターとしての立場から、この作品をご紹介ください。

そもそもアームチェア・ディテクティブ、安楽椅子探偵というジャンルの作品ってそんなに数多くないじゃないですか。その理由はいろいろあると思うんですけど、演じる方も大変だし、絵が代わり映えしないことが要因だと思うんです。まずそれを「やろうぜ!」って言い出したことが、おかしいところですね(笑)。そもそも安楽椅子探偵っていう難しいテーマありきで始まっているので、台本を書いている山内直哉さんの脚本力も重要になってくる作品だと思います。

――ツイッターをはじめ、ファンの反応を見ていかがですか?

ちゃんと乗っかってきてくれているなという印象です。僕も最初のオンエアの仕上がりを見て、情報量のあまりの多さに視聴者が軽くパニックになっているんじゃないかと思っていたら、やっぱりみんなそうなっていて。何回も見直して、だんだん全貌が分かってきてというふうに楽しんでくれるんだなって思いました。一回見るだけじゃ、もう無理だろうっていう情報量がすごい詰め込まれていて、濃いドラマに仕上がってるなと感じました。

――その情報量をさばく大変さはいかがですか?

僕が現場で芝居をしている以上に、編集とかテロップ、カメラワークなどで情報を足したり、整理したりして、分かりやすくしてくれていて。もちろん現場ではベストを尽くすんですけど、仕上がりを見て、改めて気付くことも多いです。「なるほど、すごく分かりやすくなってる!」って。

やっぱり現場で100点を目指しても、仕上がるまでにいろいろな人の力を借りて、120点、150点になっていくんだなとしみじみと感じました。僕の知らないところで、たくさんの人が働いてるなぁって感じます。