“今日俺”で話題沸騰中!賀来賢人 今井(太賀)の人気上昇に「三ちゃんとしては少し嫉妬(笑)」

2018/11/24 13:00 配信

ドラマ

賀来賢人は「僕たちは思いっ切り演じて監督を笑わせ、それを監督がコントロールしてくれる」という撮影=横山マサト


そんな三橋の根底には他人への愛が詰まっているとのこと。

「伊藤ちゃん(伊藤健太郎)にも暴言を吐いたりするんですが、それは結局彼のことを好きだから。そんな感じが見え隠れすればいいなと思って演じました。理子(清野菜名)に対しても、いつもギャーギャー言っているけど彼女が傷付いたら一番先に駆け付けるのは三ちゃん。ツンデレなんて言葉では表現できないくらい緩急がすごいです(笑)。中でも特別なのは今井(太賀)。あの異常なまでの執着は本当に大好きなはず。そして今井もそれに応えているから何だかんだ言って仲がいいんです。三ちゃんは卑怯だけど友情にアツい。卑怯者なんだけどヒーロー的なギャップのあるキャラクターだと思います。ちなみにカッコいいのは伊藤。髪形はヘンだけどやっぱりカッコイイ。そんな彼も京子ちゃん(橋本環奈)の前ではデレデレなのでギャップがあります。となるとこのドラマのキャラクターの魅力は“ギャップ萌え”なのかもしれないです」

そんなキャラクターがつくりだすギャグとアクションのバランスが絶妙なのも本作ならでは。

「笑いに関しては現場での手応えがすごくありました。ただ、実は撮影時はほとんど映像を見ていないんです。普通、モニターで芝居の確認をしたりするんですが、今回はそれをしていない。なので、放送で見るのが初めての映像ばかりで、普通に視聴者として楽しんでいます。そして、やっぱりすごいな!と思うのは福田(雄一)監督が、現場で僕たちがやり過ぎているところをいい具合でカットしたり、つないでくれているところ。僕たちは思いっ切り演じて監督を笑わせ、それを監督がコントロールしてくれる。監督の演出と編集を信じるのみ。だから今回も、自分は何も考えずに思いっ切りふざけました。面白いと思っていることを全力で出し惜しみをしない。それが福田組での“笑いの流儀”なのかもしれないし、その役割がハッキリしていたからいいものができたのだと思います」

【写真を見る】小学生にも大人気!三橋(賀来賢人)の代名詞である変顔コレクション撮影=横山マサト


三橋の代名詞である変顔や白目、コミカルな動きは、賀来と監督とで話し合って生まれた。

「台本に『三橋、ここで意味の分からないダンスをする』といった謎のト書きがあるんですよ(笑)。それを見て、どうすりゃいいんだって考えて。福田監督に聞きに行ってもいいと思うんですが、でも僕はそれはしたくなく…。自分の中の引き出しを頑張って出してある程度つくり、それを監督に見せてアドバイスをもらってつくり上げました。あの“ビーバー顔”は、『三橋の怒ったりムカついた表情を象徴的な顔にしたい』と言われて考えました。原作での三ちゃんは歯を出しているカットが多く、それをマネしていたらビーバーっぽくなったんですよ。口をすぼめながらも歯をちゃんと見せて、顔の中心に全てのパーツを持っていく…。でもこれがすごく難しいんです!!」