最後に寛一郎は「米倉さん演じる小鳥遊さんがなぜ、そこまでして至をかばい、弁護士資格を失ってまで裁判に挑んだのか。1つの事件、そして小鳥遊さんという1人の人間に触発されて、周りの人間が動いていきます。
僕も周りを触発できるような素敵な人間になりたいですけど、たぶん無理…(笑)。そんな憧れもあって、最終回の物語はすごくいいなって思いました」と最終回の見どころを語った。
翔子(米倉)がかつて弁護した受刑者・守屋至(寛一郎)は、NPO法人「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)に脅され、殺人の罪に手を染めていた。
ようやくあぶり出されたその真実を法廷で明らかにするため、翔子は度肝を抜く手段を思いつく。
それは翔子自身が原告となり、大峰と“ある濃密な裏関係”が疑われる「Felix & Temma 法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)を提訴するというもの。
至を弁護していた1年前に弁護士資格を剥奪されたことに関して、弁護士会会長でもある天馬に、たった1円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしたのだ。
翔子に残された切り札は、至から託された”謎の鍵”のみ…。至が殺害した被害者が所持していたというその鍵は、わざと鍵番号も削り取られており、どこのものかも分からない代物だ。だが、もしかしたら事件の全貌を解く、重要な手がかりになる可能性もある―。翔子率いる「京極法律事務所」は一縷の望みをかけて、鍵の調査を開始。同時に、翔子が弁護士資格を剥奪される直接原因となった“暴力団への金銭授与行為”が、仕組まれたわなだったことを証明すべく、方々をかぎ回る。
ところがその矢先、「京極法律事務所」は思わぬ窮地に立たされる。
代表弁護士・京極雅彦(高橋英樹)とパラリーガル・伊藤理恵(安達祐実)が逮捕された上に、パラリーガルの馬場雄一(荒川良々)と茅野明(三浦翔平)が暴力団に襲われて病院送りの身となってしまったのだ!
途方に暮れる翔子と、弁護士の青島圭太(林)、大鷹高志(勝村政信)…。そんな中、天馬が裏で手を回したに違いないとにらんだ翔子は単身、「Felix & Temma 法律事務所」へと乗り込む。ところが、その行く手に元恋人のエリート弁護士・海崎勇人(向井理)が立ちはだかり…!?
背水の陣に追い込まれる翔子と弱小法律事務所。果たして彼らに勝利の女神はほほ笑むのか?
正義を懸けた“最後の裁判”がついに幕を開ける。
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