伊東マンショ:主人公。城落ちの悲惨な体験からキリスト教に憎悪と関心の両面を持つ。
この作品のような時代ものをやらせていただくのは初めてだったので緊張感もありましたが、日本から世界を旅する少年たちという壮大なストーリーにはとてもやりがいを感じました。
大部分を海外(スペイン)で撮影させていただいたのですが、向こうの文化や人にも触れ、しっかり役作りに臨めたと思います。世界にこのドラマが配信されることに、興奮しています。そして4Kの映像で、この壮大なストーリーが配信されることをとても楽しみにしています。
中浦ジュリアン:ひ弱だが心優しい少年。旅の途中で強い信仰心に目覚める。
中浦ジュリアン役の森永悠希です。今回国内のみならず、海外でもロケを行うという壮大なスケールの元、一人の人物の人生をじっくり考えて演じることができたことが幸せでした。実在の人物を演じるのは難しいですが、文献や劇中のせりふや動きから、僕が思うジュリアンの個性が出るといいなと思いながら演じさせていただきました。
日本での反応ももちろんですが、海外の反応も楽しみです。たくさんの人に見ていただきたいです。
原マルティノ:セミナリオ一番の秀才。活版印刷機を持ち帰る。
私が演じた原マルティノは、自分の信念に対して真っすぐな思いを持っていて、時に皆を振り回してしまうこともありますが、どこか俯瞰して、彼なりに皆をまとめて旅を進めていく少年です。
天正遣欧少年使節団の4人の少年がヨーロッパを旅していく物語を、とてもスケール大きく描いていく魅力的な作品になっています。ぜひご覧ください。
千々石ミゲル:領主の息子。正義感が強く、帰国後イエズス会を脱会する。
この度は、ただただこの作品に関わらせていただけたことに感謝をしております。ミゲルという役のオーディションのお話をいただいた時に、自分の中で“絶対に自分がやらなければいけない役”と心から思いました。ご縁もありこのミゲルという役をやらせていただき、心からうれしく思います。
僕も中学卒業後単身で、自分のことを誰一人知らない国へ行きました。この少年たちのように長い年月をかけ、命を懸け、見知らぬ国へ行くというのはものすごく覚悟がいることだなと改めて感じ、僕自身も撮影を通してたくさん成長できました。
このドラマを通じて僕たち日本人が、もっともっと世界に挑戦をするための勇気に少しでもなっていただけたら幸いです。
ドラード:日本人の母とポルトガル人の父を持ち、教会の下働きをしている。ゴアから少年たちと同行。
ドラードは4人の少年たちを見守り、陰ながらアドバイスをすると同時に少年たちと一緒に考え、寄り添う役です。旅の道中、さまざまな偉人たちと出会い、それぞれの正義に触れていくことで、僕自身ドラードを通して自分の中で、信じる事の大切さや危うさを感じました。
そして、今までの役の中でもかなり挑戦的で特殊な役どころということ、そして1カ月ものスペインロケという初めてづくしの現場で、準備の段階から歴史を学び、語学も学び、とできる限りのことを尽くして臨みました。
戦国時代の真っただ中、少年たちは何を背負い、何を信じ、突き進むのか。とてもスケールの大きな物語を、ぜひ楽しんでいただければと思います。
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