魁皇高校の卒業式まで、残り10日。卒業を待つのみとなった生徒たちの高校生活は平穏に幕を閉じようとしていた。
そんな中、3年A組の教室の扉が開き、担任の美術教師・一颯はいつもと変わらぬ表情で、29人の生徒に「今から皆さんには、人質になってもらいます」と衝撃的な一言を言い放つ。
ポカンとする生徒たちだったが、やがて嘲笑へと変わり、一部の人間があきれて帰ろうとするが、教室の扉には一颯によって特殊な鍵が取り付けられ、自由に開けられなくなっていた。
そしてその時、廊下の外から突然爆発音がして、一颯が仕掛けた爆弾が爆発してしまう。この爆発により状況は一変。
3年A組は孤立し、完全に閉じ込められてしまう。一颯は「これから、俺の最後の授業を始める」と生徒たちに告げ、数カ月前に3年A組のある生徒が自殺したその理由を答えるようにと求める。
その答えを夜8時までにみんなで導き出し、不正解の場合は誰か1人に死んでもらうと宣告する一颯。そして彼は、クラスの代表として回答役に学級委員のさくら(永野芽郁)を指名する。
なぜ、一人の生徒は自ら命を失う事を選んだのか。なぜ、一人の教師は「人質事件」という方法をもって「最後の授業」を行うと決断したのか。
生徒たちの思いは、そして抱えるその「秘密」とは。謎が連鎖し絡み合う、学園ミステリーとなっている。
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