「憂国のモリアーティ」がミュージカル化および舞台化されることが、12月22日の「ジャンプフェスタ2019」で発表された。
モリアーティ役はミュージカル「スタミュ」で天花寺翔役を務めた鈴木勝吾、ホームズ役は舞台「文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌」で主演の太宰治役を控えている平野良というW主演となる他、若手実力派俳優が多数出演する。
原作の「憂国のモリアーティ」は、竹内良輔と三好輝による人気漫画で、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を原案に、ホームズ最大の宿敵であるモリアーティ教授視点で再構築された物語が描かれている。
月刊漫画雑誌「ジャンプSQ.」(集英社)で連載されており、コミックスは7巻(2018年12月現在)まで刊行、発行部数は累計100万部を突破している。
舞台版では、上流階級の人間たちに支配され差別が蔓延している19世紀末の「大英帝国」を舞台に、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとするモリアーティと、宿敵シャーロック・ホームズの戦いが描かれる。
脚本・演出を過去に「ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~」や「遙かなる時空の中で3」などの人気舞台を手掛けた劇団「InnocentSphere(イノセントスフィア)」の西森英行が、音楽は数々の企業CMを手がけ、演奏家としても多くのアーティストの作品に参加しているただすけが手掛け、楽器の生演奏を交えた舞台作品となる。
19世紀末、ロンドンでは“完全階級制度”により、上流階級の人間達に支配されていた。生まれた時点で一生涯の身分が決まってしまうこの社会制度は、人間同士の差別を生んでいた。そんな中、青年モリアーティは階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうと動き出す。
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