まずは曲なし、振付師のカウントで移動を確認する5人。櫻井と相葉はこの時から本番に近いテンションで踊り、対照的に大野と松本は立ち位置を覚えることを優先している。二宮はちょうどその中間という印象を受けた。
曲が掛かる前にしっかり確認の時間を割くメンバーたち。曲に合わせて踊るときには完成の状態にしていこうという強いプロ意識を感じる。
そしてフォーメーションがくるくると変わるので、よく覚えられるなと単純に感心してしまう。
一見何の問題もなさそうに思えるが、立ち位置を半歩直したり移動の見せ方を細かく調整していく。途中、大野の立ち位置を、隣りにいた二宮が「これを目印にしなよ」というようなジェスチャーで教えてあげる姿も見られた。
相葉はスタッフと談笑したり、自分に合図を出すスタッフに「どういう合図をもらえますか?」と確認。
松本が念入りに打ち合わせする中、大野、櫻井、二宮は丁寧に作り込まれたセットに目をやる場面も。特に大野は審査員席の装飾に興味津々だった。
また、囲み取材で明かされた“福島・飯舘村での取材”の様子がモニターに映し出されると、本番当日はじっくり見られないだろうからか、大野は何度もモニターを注視。
それに気付いた櫻井も感慨深げに画像を眺めていた。すてきな表情の飯舘村の方々と一緒にほほ笑む嵐の写真はオンエアでぜひチェックしてほしい。
そしていよいよ曲を流し、本番さながらのパフォーマンスを披露した嵐。あらためて気になった箇所の動きを確認し、スタッフへ「よろしくお願いします!」と再び一礼。20分弱のリハーサルは無事終了した。
退場時にまた別の画像がモニターに表示されていることに気付いた大野と二宮は少し足を止め、笑顔に。櫻井、相葉、松本は打ち合わせをしながらステージを後にした。
平成最後の紅白だからこそ、2018年12月31日の一夜限りだからこそ、伝えたい思いを1ステージに込めて最終調整に入った嵐。
そんなリハーサルを見たからこそ、本番当日はその瞬間を多くの人に見届けてほしいと思う。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)