――渋井が運命を感じるヒロイン役は黒木華さん。光石さんは黒木さんのデビュー作で共演されたんですよね。
映画「東京オアシス」(2011年)で共演させていただきました。あの作品がデビューだとは知らなかったのですが、その後の黒木さんの活躍たるや…。今や日本を代表する女優さんになっていて、そんな方に来ていただけるというのは光栄極まりないです。
とても緊張していますが、この緊張やぎこちなさが役柄にも反映されて、ちょうどいいかなと思っています。
――インスタグラムで知り合った女性や女子大学生などとの恋愛模様が描かれていきますが、光石さんは若い女性に関することや流行には敏感ですか?
渋井は欅坂46の大ファンなのですが、僕はその辺が疎くて、いろんなアイドルグループと混同します。若い女性は、スタイリストさんやメークさん、共演の女優さんが時々気を使って話し掛けてくれるくらいで、あまり接点がないです。
渋井は真に受けて(若い女性に)ときめきますが、僕は「そんなはずがない。気を使っているだけだ! 眉唾(まゆつば)ものだ!」と思うようにしています(笑)。
――渋井がデザイナーの仕事にもこだわりがあるように、光石さんは俳優の仕事における流儀や決めごとはありますか?
遅刻をしない、風邪を引かないとか、社会人1年生が言うようなことをいまだに(笑)。
40年仕事をしていて、遅刻は3回くらいありました。小田急線に乗って江ノ島に行かないといけなかったのですが、乗り換えが分からなくて、箱根の方に行っちゃったりしました。あと、作品は周りにいる役者と一緒に作り上げるので「自分がこうだ!」と悪目立ちしないとかは思います。
――最後に2019年の目標を教えてください。
「デザイナー 渋井直人の休日」は、2019年のいいスタートダッシュになると思います。今はこのドラマのことばかりをすごく考えています。まず目標は、みんなで面白くしていきたいということです! ぜひ楽しんでご覧いただけたらうれしいです。
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