――鏡子と似ていると思う部分、また逆に似ていないと感じる部分はありますか?
自分が強い人間だと思っている部分は似ていると思います。
それは自分が思っているほど孤独に強いわけではなくて、物語の序盤で鏡子は少しずつ体調の変化に苦しむようになるのですが、私自身も本当に頑丈だなと自分で思っていて(笑)。
一人でも軽井沢で暮らしていけるんじゃないかなと思っているし、鏡子も体調を崩すまでの数年間はそう思っていたと思うので。そういった部分は近いのではないでしょうか。
私自身は鏡子のように実際に山の奥に静かに一人で暮らしたことはないので、鏡子より強いかどうかの断言はできないけれども、自分のことを“しっかりした大人なんだから出来る”と思っているところは似ているなと感じます。
似ていない部分ですが、私は鏡子と違ってもっと弱音を早く吐く方なので…。
矛盾していますね、強いと言いながら(笑)。
私の場合、体は頑丈だって過信していますけど、もし一人で生きていけると思いながらもそうでなかったら、すぐに別の新しい暮らしをしようと考えると思います。
鏡子はプライドが高いのかもしれませんね。
――似ている部分もあるとのことでしたが、役にはスッと入れましたか?
鏡子の家のインテリアもすごくすてきでしたし、軽井沢のロケで使った別荘も本当にすてきなお宅だったので、こういうところで暮らす女性は、すんなりイメージできましたし、苦労はなかったですね。
あとは、イヌ派ですので(笑)、ネコに一生懸命構って慣れてもらうというのには心を砕きました。
でもネコもとってもいいネコたちで楽しかったですし、私と鏡子の間にはイヌ派かネコ派かの違いくらいしかないですね(笑)。
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