──濃密な原作を今回は4回のドラマで放送しますが、原作を読んでいるからこそ感じるドラマ版の魅力、脚本の魅力を教えてください。
実際に原作通りにやっていったら1クール必要なくらい密度の濃いお話になると思うんです。
そんなお話を4話にまとめるというのは、脚本家の方もスタッフの方もかなり大変な作業だったと思います。
だけれど、一番大事な“大人の純愛”といいますか、大人になっても人とピュアに向き合うことの怖さやためらい、喜びなどを大切にする。
そういった部分がしっかりとまとまっていると感じました。
「原作で読んだあそこもやりたい」「ここもやりたかったのにそれが脚本に反映されていない」といったようなことはありませんでした。
それが何より素晴らしいことだと思います。
鏡子(鈴木)の元に高橋(草刈)が突然やって来る。
治療がすでに終わっているのにも関わらず、高橋は鏡子を気遣い、「また近いうちに来る」と言い残して去っていく。
鏡子の中で、次第に高橋の存在が大きくなっていき、鏡子は高橋と再び会える日を待ちながら日々を過ごすようになる。
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