濱田岳が語る「フルーツ宅配便」白石和彌監督と沖田修一監督の共通点とは?

2019/01/11 13:00 配信

ドラマ インタビュー

1月11日(金)スタートのドラマ24「フルーツ宅配便」で主演を務める濱田岳(C)鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会


ドラマ24「フルーツ宅配便」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか テレビ東京系)が1月11日(金)より放送。デリヘル店を舞台に、そこで働く訳あり女性たちの人間模様を、ひょんなことからデリヘル店の店長となったごく普通の男性の目線を通して描く。

東京で勤めていた会社が倒産し、仕方なく故郷へ戻ってきた主人公・咲田真一(濱田岳)は、昔よく通っていたラーメン店でミスジ(松尾スズキ)と再会。ミスジは咲田の勧めで、デリヘル店「フルーツ宅配便」の雇われ店長を引き受けてしまう。

主演の濱田にインタビューし、現場の雰囲気や役どころについて話を聞いた。

すてきな人情劇が詰まった話


――デリヘルを舞台にした作品ですが、最初の印象はいかがでしたか?

取っ掛かりは僕も主人公の咲田と同じでした。最初は当然「ん? どんな話?」というのはありましたが、原作や台本を読み、皆さんとお芝居をしていくうちに、そういうのは全くなくなりました。すてきな人情劇が詰まった12話だと僕は思っています。

――咲田はどんなキャラクターですか?

咲田は無理やりデリヘル「フルーツ宅配便」というお店の店長をやらされてしまうんです。ついさっきまで職を失ったただの一般人だったので、「なんで君みたいなかわいい子が風俗で働くんだよ」という思いが(ドラマの)前半戦にはあります。

咲田は店長なので発注先のホテルに女の子たちを送迎するんですが、その密室の車の中で、女の子たちが語りだすんです。突然、身の上話をされたり…。その道中のせりふのやり取りが、難しかったです。

女性たちは男性に意見を求めているわけではない…そういった意味では僕は理解ができず、咲田も同様に返す言葉がない。そしてひねり出した答えが全然面白くない答えとか(笑)。咲田は(デリヘルという)職業に触れて、どうにか(デリヘル嬢たちの)力になりたいと思って頑張る、さえない男です。

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