照屋年之(ゴリ)監督作「洗骨」撮影現場で、奥田瑛二にあわやスキャンダルが?

2019/01/18 07:00 配信

映画

試写会に出席した坂本あきら、筒井真理子、筒井道隆、照屋年之監督、奥田瑛二、水崎綾女、鈴木Q太郎、古謝美佐子(左から)(C)『洗骨』製作委員会

お笑いコンビ・ガレッジセールゴリこと照屋年之が監督を務め、2月9日(土)に全国公開される映画「洗骨」の公開直前試写会が1月17日に行われ、照屋監督をはじめ、奥田瑛二筒井道隆水崎綾女らが登壇した。

本作は死者を風葬にし、さらに数年後にもう一度取り出して骨を洗うという、沖縄のごく一部にいまなお残る風習“洗骨”を題材にした物語。

“祖先から現代への生命リレー”、“家族の再生”をテーマに、ユーモアを交えながら描き出された本作は、第40回モスクワ国際映画祭、上海映画祭、ハワイ映画祭など世界各国の映画祭でも話題を呼んでいる。

先行試写会の上映前に、観客の前に登場した照屋監督ら。

「3年前まで沖縄出身の僕さえ知らなかったです」と話す照屋監督は 「え? いまのこの時代にミイラ洗ってんの? 怖いな...って最初は思ったけど、話を聞いて実際の映像を見ると、全く怖くなくて。命をつないでくれたご先祖にいまの自分があるのを感謝するというとても美しい行為だったので、映画にしたいと思った」と製作に当たった意図を明かした。

主人公の沖縄の男・信綱を演じる奥田は「東京で台本を何度も手繰ってイメージして臨んだけど、現地に行くと自然の美し さ、空気感、想像を超える幻のようなものがあって『沖縄には勝てないな』と思いました」とコメント。

続けて「とにかく無になって、何も考えずそこに肉体を置こうと思いました。朝起きても信綱、撮影中も信綱、撮影後に泡盛を飲んでも信綱、2杯飲んでも信綱...3杯飲むと奥田瑛二が出てきて、4杯飲むとスケベな奥田になって、12時を回ると解散(笑)。撮影中の記憶がない」と振り返り、会場の笑いを誘った。