時給11万2000円という破格の報酬を得るために、“暗鬼館”と呼ばれる施設で行われる7日間の実験に参加した10人が心理戦を繰り広げる姿を描いた映画「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」が10月16日(土)から公開される。
同作には、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら豪華キャストが並ぶ中、今作で俳優デビューとなる新人・大野拓朗が大抜てき。コツコツ働かずに一獲千金を狙って参加した大学生・真木雪人を演じた大野拓朗に映画に関することのほか、今後の展望など、さまざまなことを直撃した。
――唯一の新人として抜てきされましたが、映画のオーディションはどうでした?
「すごい厳しかったですね。自己PR、とか、お芝居、あと、立ち振る舞いも見られていたので。受かったときは本当にうれしかったです。頑張ってきてよかったなって思いました。本当にいろいろと努力はしたんで…」
――勝ち残った喜びを一番最初に誰に伝えたんですか?
「母親ですね。(オーディションに)テレビの取材がついていて、グランプリ取った時に誰かに電話してよって言われて、母親に電話しました。泣いてましたね」
――撮影現場は藤原さん、綾瀬さん、石原さん、北大路さんなど大物俳優ばかりでしたが、緊張しませんでしたか?
「緊張はしませんでした。緊張しているどころではないというか『やるしかない!』と思っていたので。お芝居でかなわない分、気持ちだけは絶対に負けないようにと思って頑張りました」
――撮影中は、共演者方々とお話はしていましたか?
「皆さん、優しくて、たくさん話し掛けてくれましたね。いつも隣にいてくださった阿部(力)さんや武田真治さんからは、仕事の話をいろいろしていただいて。特にその中で武田さんからの“3年間”っていうのがキーワードだというお話が印象的でした。3年間は、マネジャーの言うことで、納得できないことがあっても、絶対に聞けって。3年たった時に、それが間違っていると思うんだったら、間違っているって言えばいい。頑張って、自分の名前で、仕事が取れるようになったら、恋愛していいぞっていわれました(笑)。3年間は恋愛禁止なんで…でも、正直、恋愛している余裕はないんですけどね」
――北大路欣也さんとはお話されました?
「最後にいろいろうれしいことを言ってくださいました…華があるとか、堂々としているとか…褒めてくださいました。でも、こういうことを自分の口で言うのは恥ずかしいですね(笑)。あと、一緒に写真を撮っていただいて、しばらく(携帯電話の)待ち受けにしています(笑)」
――では、実際に高額バイトの仕事があったらどうしますか?
「今までの取材では、ずっとやらないって答えていたんですけど、よぉ~く考えてみたら、やろっかなって思って(笑)。考えがかわりました。やっぱ、何とかなるんじゃないかってちょっと思うんで。こういう殺し合いだったとしても、信頼関係を築きつつ、ちょっと警戒しながら過ごせば、何とかなるんじゃないかって思います。あとは、実は今欲しい車があるんですよ(笑)」
――映画以外にもバラエティー番組「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(日本テレビ系)でも活躍されていますよね?
「(番組では)本当に鍛えられています! 今は結構、自分の言いたいことが話せるようになって、自然に笑えるようになりました。前までは、顔が引きつっていたので。加藤(浩次)さんからのツッコミは愛を感じますし、ツッこんでもらうのはうれしいんですよ、『待ってました!』っていう感じ(笑)」
――そのほかのタレントさんでは、共演経験もあるというヒップホップユニット「ET-KING」が好きだとお伺いしましたが。
「一緒にライブやらせていただきたいですね。歌に自信はないんですけど、ET-KINGさんと一緒にライブで歌を歌わせてもらえたら最高に幸せだろうなって思います。歌とか歌詞とか本当に大好きなんで。でも、とりあえず、2~3年たって、(僕の)名前が売れるまでは我慢します。それまでにボイストレーニングしておきます(笑)」
――では今後は、どんな役やどんなことをしていきたいですか?
「不良系の役をやってみたいです。見ててカッコイイんであこがれますね~。後は、殺人鬼とか浮世離れした役なんかもやってみたいです。恋愛系は…今はできないです。恥ずかしい…。あとは、主役をはれるようになれたらうれしいです。でも、相当プレッシャーがあると思うので、それを乗り越えられるような精神面をつけるために、もっと経験を積みたいと思います」
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