――今回は同世代がたくさん集まった現場ですが、現場でスゴイな~と思うことってありますか?
みんなそれぞれ芝居が違うので、見ていて勉強になります。中でも神尾くんはすごく周りを見ているなって思います。一颯先生が教壇に立っているときって僕らは前を向いているんですが、後ろの方で別の生徒が動いているのを把握していたりするんですよ。どこに目が付いているの?ってビックリしましたね。芝居をしながらも周りを把握していて、視野が広い。感心しますし、同時に刺激にもなります。あと、アドリブといえば時英くん。キャラクター的に入れやすいのもあると思いますが、どこからでもセリフを投げかけていて。キャラクターを使いこなしていてスゴイと思います。彼がいるからこそ真壁と里見もそこに参加できるし…。このチームの特攻隊長的な役割になってもらっています。
――みんなに負けていないと思うところを教えてください。
意外と役を演じていると僕だと気づかれないことがあるみたいで…。今回も、「花のち晴れ―」の一茶と里見が同じ役者なの?と驚かれることが多くて。もちろん“鈴木仁”として認識してもらうことも大事だと思うのですが、それぞれの役で認識してもらえるのも自分的にはうれしいです。これからも色んな役を演じて、違う一面をたくさん見せられたらと思います。あと学生役が続いているので、社会人とか色んな役にも挑戦していきたいです。
――最後に、「3年A組―」のこうなったらいいなと思うラストを教えてください。
実は僕たちもまだラストは分かっていないんですよ。ただ一つ気になるのは第1話の冒頭に一颯先生が死のうとしていたこと。それは生徒たちが助けてほしいと思います。先生も僕たちのことを殺さないし、先生も死なない…。そんなラストになってほしいです。ただ本当に最後まで想像がつかない。毎回、台本が渡されるたびにこんな展開になるの?って驚いていますから。ぜひ皆さんもビックリしながらドラマを楽しんでください!
取材・文=玉置晴子
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