――そんな楽しい撮影の中で、ハプニングなどはありましたか?
ハプニングと面白エピソードだらけです(笑)。“メーキングさんがメーキングに使えない事件”があって。私たちが話している内容がメーキングでは使えなさすぎて、(メーキング担当の)カメラマンさんがカメラを持つのをやめるという(笑)。みんなはずっと笑っていて、すごく楽しそうなんですけど、メーキングでは流せない会話をずっとしていたんですね。
あとは、個人的には“黒タイツが二日に一回は破れる事件”とか。黒タイツを履いていたんですけど、すぐに電線とかしちゃって、すぐに破けちゃうんですね。そのたびに履き替えたり、衣装さんに「ごめんなさい、また破けました」って謝りに行くつらさとか。
――劇場版のポスターは、浅川さんの黒いタイツが印象的ですね。
この撮影は、ただただ足がしんどかったです。(原作本の表紙と一緒にしようとするから)足の角度とか細かいところまでたくさん指示があったんですよ。
「絵ではもうちょっと上だから」「腰をもっと反って。見えない!」とか言われて、「いやいや絵だから!」「だってしょうがない、(こっちは)リアルだもん!」って返すような賑やかな撮影でした(笑)。「無理だ無理だ、足が痛い!」って悲鳴をずっと上げていて、次の日に筋肉痛になるくらいでした。
――そんな苦労があったんですね。他に撮影中の苦労はありましたか?
花粉の時期だったので花粉症が大変でした。鼻が詰まって声が出ないし、息もできないから夜は眠れないんです。鼻孔拡張テープを探したけどなくて、声も出なくなってきて本当にしんどかったです。
毎年、春先は花粉でやられるんです。ドラマ「ファイブ」(2017年7月-8月、フジテレビ)を撮っていた時も、ちょうど花粉にやられて鼻が詰まって声が出ないってことがあったんですけど、今回は撮影が秩父だったので、もう地獄でしたね。ティッシュが止まらなかったです。
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