間宮祥太朗、脚本家・遊川和彦の魅力は「ラーメンで言うと“全部のせ”」<アタル連載(3)>

2019/01/24 08:00 配信

ドラマ インタビュー

間宮祥太朗は、杉咲花との共演を「またこうやって一緒に演じられるのはうれしい」と明かす撮影=阿部岳人


行き当たりばったりでいたい


――“占い”がキーアイテムになる本作。もし絶対当たる占いがあるとしたら、間宮さんは何を占ってほしいですか?

何だろう…絶対に当たる占いがあるのであれば、絶対に当たる宝くじを教えてほしいです(笑)。

僕は普段あまり占いをする方ではないんですね。自分の先のこと、たとえば結婚はいつするのか、結婚相手がどんな人なのか、仕事の転機はいつなのか?を絶対当たるという人に言われてしまうと、自分がそれにとらわれて生きていく感じがして嫌なんです。

「5年後に何かあります」と言われたら、ずっと意識しちゃいませんか? 

結婚相手も、もしこの女性を逃したらとか考えちゃうと、あまり今に集中できなくなりそうなので、そういうのは知らない方がいいですね。できれば行き当たりばったりでいたいです(笑)。

――もしアタルのように何か特殊能力を身に付けることができるとしたら、どんな特殊能力を身に付けたいですか?

時間をねじ曲げる能力が欲しいです。たとえば深夜まで撮影が入っていて、次の日も早朝から仕事だとすると、合間って5、6時間しかないじゃないですか。その5、6時間の時間をねじ曲げて、12時間ぐらいにしたいんです(笑)。

逆に、移動とかで時間がめちゃくちゃ長いなって感じるところはグッと縮めたいですね。時間ってこのタイミングで欲しいなって時になくて、このタイミングではいらないんだって時にあったりするんですよね。だから、そういう時に自分でつじつまを合わせられたらいいなって思います。

――本作には「あなたにも絶対いいところがある」というキャッチコピーがありますが、ご自身のいいところは?

僕、割と楽観的なんですけど、そこは自分でもいいところだと思いますし、場面によっては一緒にいる人も面倒くさくないのかなと思います(笑)。

あまり細かいことは気にしないですね。たとえば何か問題があったとして、そこに固執していても仕方ないでしょっていうことは、すんなり流したりできるので、それで物事がスッと進んだりしますね。僕的にもその方がすごく楽なんです。

サングラス姿のアタル(杉咲花)に、好きな人のタイプを聞く目黒(間宮祥太朗)(C)テレビ朝日


――最後に読者の方に、作品の見どころを含めてメッセージをお願いします!

一番は、花ちゃん演じるアタルが、平成最後の救世主として、すごく魅力的に見えるドラマになればいいなと思っています。

また、アタルという救世主がいる一方で、迷える子羊たちがいろんな方向にキャラクターとして大きく分かれているので、私はこの人に近いっていう人が見つかるようなドラマになっています。

いろいろな立場の登場人物がいるので、何かしら自分と重ねられる部分もあるだろうし、そんな人たちにアタルが突っ込んでいくところを楽しんでもらえたらいいなと思います。