竹内結子「-QUEEN」は1.5倍早い会話を意識「食い気味ギリギリ」

2019/01/31 12:00 配信

ドラマ

社会的窮地にいるクライアントを鮮やかに救っていく弁護士・氷見江を演じる竹内結子撮影=磯崎威志

法廷ではなくスキャンダルの裏側を主戦場に、あらゆる情報を操作し印象を変えていく弁護士たちの活躍を描く「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系)。竹内結子は社会的窮地にいるクライアントを鮮やかに救っていく弁護士、氷見江を演じている。

竹内「最初のプロットを見ると氷見は『エリート』『敏腕』とあったので(ヒールを)カツカツ風を切って歩くイメージだったんですけど、実際はもっとしなやかで、したたか。笑顔でサラッと乗り切るような柔らかさがある。『異議あり!』と大声を出すこともなく、法廷シーンも一切出てきませんので難しいこと抜きで楽しんでほしいです」

――演出はPerfumeの代表的な作品や星野源の「恋」のミュージックビデオなどを手掛けた新進映像クリエーターの関和亮が担当している。独特なカメラワークや色合いが新鮮だ。

竹内「台本を読むと、氷見はいつこの作戦を立てたんだろうというぐらい、ふわりふわりとしたやりとりが続くんですけど、監督がスピーディーに撮ってくださるのでテンポがいい。みんなでセリフを言い合うシーンは、通常の会話よりも1.5倍くらい速く話すのを意識してと監督から求められていたので、食い気味ギリギリでセリフのやりとりをしています(笑)」

――クセ者がそろう鈴木法律事務所の面々による竹内結子評は「バッグからすごい速さでグミを食べてた。その動きもきれい」(水川あさみ)、「竹内さんは精神的に男前」(斉藤由貴)、「スイッチがオフなときも背もたれを使わず、壁にも寄り掛からない」(中川大志)と絶賛。

竹内「よく地蔵みたいになってると言われます(笑)。現場はほのぼのとしてて、いいチームだと思いますよ。毎回、由貴さんがきょうの一枚を撮ってくださるんです。由貴さん演じる真野さんが現場で持っているタブレットで。最後全部終わったときに、みんなで見るのが楽しみです」

――数々の作品に出演してきた中で、今作が平成最後の連ドラ主演作となる。特別な思いもあるのでは?

竹内「平成最後という意味では、この作品が自分の人生の節目みたいな雰囲気もあるので、楽しんで終わりたいなと思いますね。頂いた役がとてもカッコいい女性像なので、そこに負けないように演じていきたい。依頼人が100%善人ではなくどこか計算高かったり強欲だったりする中で、危機管理部のメンバーがどう解決するのか。勧善懲悪というよりリアルな話かも、と思いながら見てほしいです」

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