―― 一颯役の菅田将暉さんとは映画「帝一の國」(2017年)以来の共演ですね。
「帝一の國」ではあまり直接的なやり取りがなかったんですよ。なので、今回は出演が決まったときから真正面から戦えるのが楽しみでした。実際に生徒と対峙している姿を見ていると、そのエネルギーは特別だなとあらためて感じますね。
僕もぶつかったり怒ってもらいたい!と思っているのですが、逢沢は(協力者なので)それがないんですよ…残念(笑)。一颯の演技は本当に心に刺さります。言葉なのか、菅田さん自身の発する力なのか、台本を読んで知っているはずなのに、せりふ一つ一つに重さを感じるんです。
――現場には大親友の神尾楓珠さんもいらっしゃいますね。
そうなんですよ。楓珠とはいつも一緒にいて。今日の取材の直前も一緒にご飯食べていましたし、彼のハタチの誕生日から4日連続で一緒にいたほど仲がいいですね(笑)。飽きないです。ただ、こんな僕らもこれが初共演で。現場に友達がいるっていうのがすごく不思議でした。多くは現場で会って仲良くなるのにその逆ですからね。どうやって仕事をしているのか、現場での佇まいのも知らなかった、不思議な関係です。
でも、現場での彼の姿はいい意味で裏切られました。彼はたくさんみんなとコミュニケーションを取っていて。真壁(神尾)自体が人望が厚いキャラクターということもありますが、そのキャラをまんま活かしている。このクラスを引っ張っているのは彼だと感じます。
――そんな同世代の役者さんがたくさん現場にはいますが、ココは他の人には負けていない!と思うところを教えてください。
エネルギーですかね。それだけは負けたくなくて。今はまだ役的にも溜めているんですが、どこかで一気に発散したいです。それができるのが芝居だと思っているので。できれば、菅田さんとのシーンで出したいんですが、逢沢は怒られないですから…。でも、どこかで見せられたらと思っています。
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