松下奈緒「家のことをして夫を支えるということが好きみたいです」<まんぷく>

2019/03/06 06:00 配信

ドラマ インタビュー

連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合ほか)に出演中の松下奈緒(C)NHK

福子(安藤サクラ)とその夫・萬平(長谷川博己)の成功物語を描く、連続テレビ小説「まんぷく」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)に、松下奈緒が出演中。本作で松下は福子の姉・香田克子を演じている。

奔放ながら家族思いで“肝っ玉母ちゃん”な自身の役について松下は、「克子の印象は大きくは変わりません。常に、夫・忠彦さん(要潤)のそばにいたい、支えていたい、一番の理解者だという気持ちは変わっていないんですよね」と語る。

「子供たちもだいぶ大きくなっていて、息子二人は大学進学のために東京に行っていて、タカは結婚していて、もう第二の人生のような感じです。ある意味で子育ても終えていますし、『自分の好きなことってなんだろう?』と考えてみると、やっぱり家のことをして夫を支えるということが好きみたいです」と夫への変わらぬ愛があることを明かした。

忠彦とモデルの関係で嫉妬することもあったが、「忠彦さんの絵のモデルへの嫉妬については、考えてみたら克子は46歳の設定。それでもやっぱりどこか少女のような女心を忘れていない。それがすごくチャーミングに見えたらいいなと思いながら演じています。子供がいようが40代だろうが関係なく、忠彦さんへの恋心が、いくつになってもあるんだなぁと思いました。すごく面白かったです」と松下自身は楽しんでいたようだ。

これまでの物語の中で印象に残っているのは、忠彦が戦争に行った時のことだと言い、「戦争でいつも一緒にいたはずの人がいなくなってしまって、帰ってくるのかこないのか、生きているのか亡くなっているのかも分からない。それが克子の人生の中では一番大きなできごとだと思います。

そこで忠彦さんが帰ってきてくれたことによって、あらためて『じゃあ私はどうやって生きていけばいいのか』と再考したでしょうし、『この人と、この家族を守らなければいけない』と再認識したんじゃないかなと思います」と語った。

そして、「これがもし忠彦さんが帰ってこなかったとしたら、また大きく変わっていたのでしょうね。帰ってきてくれたことによって失ったこともあったのかもしれません。誰も理解しにくい忠彦さんのことを、どうやってこれまでのような方向に持っていってあげられるのか。それは、克子にしかサポートできないことだと思います。

もちろんそこに福ちゃんたちの支えもありますが、『忠彦さんを一番理解しているのは私』『普通の人じゃない』というセリフもあり、絵描きがいかにすごいこと、かつ大変かということも再認識した気がします」と忠彦と克子の強い絆を明かす。

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