岡本夏美がガチ泣きで懇願! 最後のアクションシーン撮影秘話<ゴクドルズ連載(1)>

2019/02/04 08:04 配信

映画 インタビュー

岡本夏美撮影=永田正雄


私のできることを一生懸命やればいい


――白洲さんのお芝居を見て研究してご自身のお芝居に盛り込んでいくというのは、気が抜けない日々だったのでは?

逆に、白洲さんのお芝居を見れば見るほど「こんなカッコいい健太郎を作ってくれて、私がヘマをしたとしても健太郎のカッコよさは揺らがないな」という安心感が募りました。

だからこそ、「私のできることを一生懸命やればいい」「たくさん研究させていただいて、たくさん勉強させてもらおう」という思いでした。

――アイドルとしてのシーンはいかがでしたか?

今回は“アイドルをやらされている男性”なので、普通のアイドル役とは違う“アイドルをやらされている男性”の勢いみたいなものはライブ中のシーンでも損なわないように心掛けました。

ただ一番大変だったのは、振りを覚えること(苦笑)。もう本当に振り覚えが悪くて…。

――パフォーマンスをすると大勢のファンが盛り上がってくれるという気持ち良さなどは?

それは本当に楽しかったです。アイドルの職業体験みたいな(笑)。

中学生の時に「おはガール」として活動させていただいていたのですが、まさか卒業して5年後にまたステージに上がることになるなんて思ってもいなかったので、役とはいえ「またこんな景色が見られているんだな」と勝手に感動したりもしました。

――歌って踊って、ヤクザとして高い熱量で居続け、さらにアクションもあるという非常に精神的にも肉体的にも過酷な撮影だったのかなと思うのですが。

そうですね、常にエネルギーの核が目の前にあるみたいな感覚で、ずっと体からエネルギーが飛び出しているという感じでした。だから家に帰ったらぐったりして…(笑)。

でも、女優をやっていてここまで男性っぽくいる作品ってなかなかないので、すごくレアな体験をさせていただくことができたなと思っています。