加藤雅也、座間味島でのロケに“縁”感じる 映画「ココロ、オドル」舞台あいさつ

2019/02/06 12:38 配信

映画

映画「ココロ、オドル」舞台あいさつにキャスト・監督らが出席。(前列左から)普久原明、赤嶺かなえ、真栄城美鈴、加藤雅也、岸本司監督、尚玄、山城智二

映画「ココロ、オドル 満月荘がつなげる3つのストーリー」の舞台あいさつが2月2日、那覇市・桜坂劇場で行なわれ、加藤雅也尚玄らキャストと岸本司監督が登壇した。

本作は、沖縄県座間味村の美しい自然を背景に、「夫婦になれない男と女」「心の通じない親子」「家族になれない父と娘」の3組の家族の物語を描いたオムニバス作品で、2015年に制作された短編映画「こころ、おどる -Kerama Blue-」が基となっている。

主役を務めた尚玄は「高校時代から足しげく通った思い出のある劇場でこの作品を上映できることをうれしく思う」と胸がいっぱいの様子。一人娘を持つ父親役の加藤は、満員の客席を見て「みなさん本日はありがとうございます。映画を作っている側の人間としてはお客さんが来てくれるということが一番うれしい」と笑顔で感謝を表すと、続けて「僕のデビュー作の『マリリンに逢いたい』は座間味島で撮影しました。約30年ぶりに座間味島でロケを行い、すごく縁を感じる」と感慨深げに語った。

加藤が演じる役柄ついて、岸本監督は「加藤さんは寡黙で背中を見せて語る昭和の男の印象があった。今回、イメージとは違うかっこ悪い男を演じて欲しいとオファーすると、『自分に見えないくらいかっこ悪くやりたい』と快諾していただきました」と舞台裏を明かした。

岸本監督の作品に何度か出演している尚玄は撮影について「岸本さんが僕を使うときは自由奔放な役が多い。現場ではアイデアを出し合いながら3週間の撮影を楽しく終えた」と振り返った。

最後に岸本監督は「この作品を通して沖縄の宝である美しい自然を再認識、再発見してほしい。ぜひまた、二度、三度と劇場に足を運んでいただきたいです」と映画をアピールした。