<いだてん>四三と孝蔵が日本橋で交差!二人の“麒麟児”の歩みを追う

2019/02/16 07:00 配信

ドラマ

“いだてん”が世界を…目指す?


大日本体育協会の面々のコミカルなやりとりも話題になった(C)NHK


世界に通用する選手を見つけて喜ぶ嘉納は、四三にオリンピック参加を打診。しかし、それに対して四三は「負けたら切腹ですか」と断ってしまう。

今まで嘉納が主張してきた、平和の祭典としてのオリンピックの価値を、四三は全く理解していなかったのだ。

しかし、諦めない嘉納に「黎明(れいめい)の鐘になってくれたまえ! 君しかおらんのだよ」と説得された四三。憧れの人からかけられた、優しくて希望に満ちた言葉の数々にほだされ、オリンピック出場を決心。口車に乗せられて渡航費用まで自費で出すことになる。

出場を決めた四三は、マラソンの技術を向上させるため、ストックホルムと同じ、石畳の道がある日本橋を走ることに。

そのころ、孝蔵も円喬の車夫を真面目に努めていた。

円喬から「車夫ならば落語に登場する東京の街並みを足で覚えながら芸を磨け」とヒントをもらった孝蔵は、人力車で東京の“へそ”日本橋界隈をひた走る。

のちに、日本初のオリンピアンとなる四三と、伝説の落語家になる孝蔵。二人の“麒麟児(きりんじ)”は、二体の麒麟の像が鎮座する、日本橋の上ですれ違う。

舞台はいよいよストックホルムへ!


海外のマナーに苦戦する四三(C)NHK


2月18日(日)に放送される第7回「おかしな二人」で中心となるのは、四三と孝蔵…ではなく、もう一組の“運命のコンビ”四三と弥彦。

四三には渡航費の心配はあるものの、出場選手としてオリンピックのエントリーフォームに名を連ねた四三と弥彦(生田斗真)。

弥彦の豪邸で海外の食事マナーを学びながら、四三は、三島家の冷めた親子関係を感じ取る。それは、貧しくとも自分を応援してくれる家族とは全く異なる姿だった。

しかし、わらにもすがる思いで兄・実次(中村獅童)に出した資金援助の手紙には、いっこうに返事が来ず、四三は困り果ててしまう。