梛子の役どころについて、多部は「私の演じる梛子は極めて純粋な役柄で、日本寄りの考え方をしているので、日本人のような気持ちでいるのは確かなのだけれど、(日本とアメリカ)どちらのことも否定していないですし、でもすごく肯定しているわけでもない。きちんとみんなの気持ちをくんでいるような気がします」とコメント。
役作りで意識したことは「割とエミーがアメリカっぽい感じなので、私はそんなに(日系人ということを)意識していなかったです。梛子はもともと日本人寄りで、お母さんの育て方もきっとそうだったのであろう感じなので、してないと言えばうそになりますが、そんなに意識はしませんでした」と、日系人という役どころにも自然体で挑んだことを明かした。
初共演の小栗については「とてもフラットな方だと思います。先ほどの撮影も、テントの中でも外でもずっとあまり変わらないテンションでした。
本番前に全然違うことを話したりします、シリアスな厳しいシーンもたくさん撮ってこられているのだろうけど、そんなことを感じさせないくらい、いつも通り(笑)」と評した。
また、仲は同作に挑むに当たり「やはり大作ということで、お話をもらった時、最初に『そう簡単に挑めないな。私、大丈夫かな? 出来るかな?』と感じました。難しいシビアなお話だし、ちょっと私にはまだ早いんじゃないかなと。
まだ役者としての実績をそこまで積んでいないのに、そんなに簡単に出演していい作品なのかなと思いました。しかもそうそうたるメンバーの中で、結構エミーは出てくるので『大丈夫かな?』って。ストーリーの中で目立つ役なので、緊張とプレッシャーがありました」と、不安があったことを明らかにした。
そんな中で迎えた海外ロケで、仲は「皆さんで海外へ行って、お食事もできて、本当に地平線が見えそうなロケ地へも連れてっていただいて、日本ではできない経験ができたので、すごくいい思い出になりました。あとみんなで英語のレッスンを一生懸命やりました!」と、良い経験ができたことを明かした。
小栗演じる夫・賢治については「まさか夫婦を演じるなんて思っていなかったです。(小栗さん演じる)賢治のたまに出てくるエミーへの優しさに救われて…だからエミーはしつこく諦めずしがみついているんだと思います。
だって普通エミーみたいな子は他で遊んでしまう気がするんです。だけどそこだけはずっとちゃんとしてたじゃないですか。それだけ賢治にすごく魅力があるんだろうなと思いました」と、仲は印象を語った。
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