話題のTVアニメ『ドメスティックな彼女』、男心をくすぐる3つのポイント

2019/02/22 22:10 配信

アイドル アニメ

“ドメカノ中毒者”とも言える視聴者が急増中のTVアニメ『ドメスティックな彼女』©流石景・講談社/ドメカノ製作委員会


【写真を見る】TVアニメ『ドメスティックな彼女』、これまでの注目シーン©流石景・講談社/ドメカノ製作委員会


今年1月からスタートしたTVアニメ『ドメスティックな彼女』。放送開始とともに大きな話題を呼んだ本作は、ストーリーの進行に比例して“ドメカノ中毒者”とも言える視聴者の数もグングンと急増している。果たして、多くの人々を惹きつける理由とはなんなのか? 序盤6話を終えた段階でのキャラクターやストーリーにまつわる3つのポイントから、男心くすぐるドメカノの魅力を紐解いていく。

夢のようなシチュエーションに悶え苦しむ主人公に同化


ひょんなことから可愛い女子とひとつ屋根の下で暮らすことになる。そんなシチュエーションは、マンガやアニメでは過去に何度も用いられてきたものだと思う。しかし、『ドメスティックな彼女』(ドメカノ)の世界では、密かに思いを寄せる相手(橘陽菜)と初体験の相手(橘瑠衣)が同時に“きょうだい”になるという、なかなかにレアでインパクトのある展開となっている。

TVアニメ『ドメスティックな彼女』©流石景・講談社/ドメカノ製作委員会


陽菜とは高校の“教師”と“生徒”という間柄ゆえに“禁断の”という言葉がちらつくし、瑠衣との関係は現状“一度きり”が前提であり、もちろん公にすることはできない。さらに義理とは言え、家族なわけで。家の中で容赦なく視界に飛び込んでくる無防備な胸の谷間や風呂場での鉢合わせなんて事態が起きても、主人公・藤井夏生は溢れんばかりのリビドーを仙人のように抑え込まなくてはならない。その状況は羨ましさを飛び超えて若干、気の毒に思えるほど。だが、その生殺しとも言える状況を自らに投影し、一喜一憂しながら今後の展開に思いを馳せるのがドメカノ最大の楽しみでもあるのだ。そこで悶々としてどうしようもないという視聴者は、夏生の親友であり、いろんな事情を理解しているオタクの栗本文哉目線で楽しむのも一興かもしれない。友人の状況を慮りながらも、何のしがらみも気兼ねもなく、ヒロインたちの姿にうひゃうひゃ言うが良い。