松本清張の不朽の名作「砂の器」が、3月28日(木)に「フジテレビ開局60周年ドラマ『砂の器』」(夜7:57-10:54、フジテレビ系)として、現代を舞台にした全く新しい解釈でドラマ化されることが分かった。主演を東山紀之が務め、中島健人、柄本明の出演も発表された。
東山が演じるのは、鋭い観察眼を持つベテラン刑事・今西栄太郎。そして今西と攻防を繰り広げる天才作曲家で、父との“宿命”を背負う和賀英良を中島、和賀が幼い頃に生き別れた父・本浦千代吉を柄本明が演じる。
本作の舞台は2018年、ハロウィーン当日の渋谷。撲殺死体が見つかり、捜査一課の刑事・今西(東山)が独自捜査に乗り出す。手がかりは被害者の東北訛りと、“カメダ”という言葉。それらを追跡していくと新たな謎が浮上する。
一方、天才作曲家の和賀(中島)は、周到かつ完璧な殺害をした後、協奏曲「宿命」の作曲に没頭していた。
華やかな世界、約束された未来。しかし、運命の歯車は確実に狂い出し、秘められた過去の秘密、すなわち父・本浦(柄本)との関係が暴かれそうになる…。
不朽の名作にアレンジを加えた本作最大の特徴は、犯人を推理していく姿を描くのではなく、殺害したのは天才作曲家・和賀であることを序盤に明かし、刑事・今西の捜査と、彼から見た和賀の日常を並行して描いていくこと。
その中で繰り広げられる今西と和賀による心理戦は、物語の大きな軸となっている。
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