黒木華、恋に年齢は関係なし「おじさまも好きです」

2019/02/27 06:00 配信

ドラマ インタビュー

「デザイナー 渋井直人の休日」より(C)渋谷直角/宝島社  (C)「デザイナー 渋井直人の休日」製作委員会


お芝居はたまたま運良く


――黒木さんといえば落ち着いた女性のイメージがありますが、今回演じる三浦カモメは明るくキャピキャピした女性ですよね。

これまであまり演じたことがない役なので、不安ではあります。女性って、キャピキャピした子を好きじゃない人多いですからね(笑)。でもカモメは、あまり好かれないタイプの子ではないと思うんです。

たくさんヒロインが出てくる中で、渋井さんが唯一付き合う女性なので、やっぱり他の人とは違っていて面白いんです。カモメの魅力や、渋井さんが彼女の中に見つけた良いところが、視聴者の方にも伝わるといいです。

――カモメの魅力は?

物事をななめに見ないところです。自分が好きなものを純粋に好きでいて、仕事や年代などで人を判断せず、ちゃんと本質を見ています。大人になると着飾ったり、褒められても素直になれなかったりする部分があると思いますが、そういう部分がないんです。

渋井さんの家を訪れるシーンで、「大抵ウチにきた女性は、すてき〜とか言っていろいろ物色するか、おしゃれ過ぎ〜とか言って、逆にばかにしたような感じになるかどっちかだ」という渋井さんの心の声があるんです。でもカモメは、どちらでもなかったんです。見ている方もカモメの明るさや素直さに、自然と元気づけられるんじゃないでしょうか。

――カモメは、昔から好きだったことを仕事にしていますが、黒木さんも小さい頃から芝居が好きで役者になったんでしょうか?

確かにそういう点では、役と共通していますね。でも私、ずっと幼稚園の先生になろうと考えていました。お芝居はたまたま運良く続けられているという感じです。

――渋井がこだわりが強いように、黒木さん自身俳優の仕事に対するこだわりはありますか?

自分の芝居がその作品にとって、少しでも良いようにつながればと思っています。また、こだわりではないですが、事前に演技プランは決めないようにしています。現場の空気や監督から言われていること、他の共演者の方からもらえるものを、素直に受け取れるくらいの余裕を持って現場にいようと。なので、現場では会話することを心掛けています。