高杉真宙がギャンブルシーン初挑戦で「僕はここに立っていいのだろうか…」【「映画 賭ケグルイ」キャストインタビュー・前編】

5月3日(金・祝)より、全国で公開される「映画 賭ケグルイ」。このほど、撮影現場にて同作品に出演するキャスト陣の取材会が行われ、浜辺美波、高杉真宙、松田るか、中村ゆりか、矢本悠馬、森川葵が登場した。

河村ほむら原作・尚村透作画による同名漫画を実写映画化した本作。2018年1月期には同キャスト陣によるドラマ「賭ケグルイ season1」（TBSほか）が放送され話題に。

さらに、映画公開目前の3月31日(日)からMBSにて、4月2日(火)からTBSにてドラマ「賭ケグルイ season2」が放送されるなど、大きな盛り上がりを見せている。

キャスト陣へのインタビュー前編となる今回は、久々に自身の役柄を演じることについてや、ドラマ「―season2」や映画版でパワーアップしていることなどを語ってもらった。

初の「賭場」参戦で高杉が思わず緊張？

――今回はドラマ「―season2」と映画版を同時進行で撮影されていますが、「―season1」の撮影を終えてから久しぶりに集まって、お互いどんな感触でしたか？

浜辺美波：私は前回(ドラマ「―season1」)よりも、皆さんにお会いした時にしっくり来る感じがして。「賭ケグルイ」は少しギャグっぽいシーンもあるので、そういうところで前回よりもすごくチーム感、コンビ感が出ていて、楽しく撮影できていますね。(演じていて)すごく楽しいです。

賭場の撮影は毎回大変なのですが、私も(18歳になったので撮影が)22時を超えてもOKになったので(笑)、朝から夜までみんなでずっと一緒に撮影させていただけるようになって。それも相まってみんなすごく仲が良いです。

高杉真宙：撮影していて、何か前回よりも「学園モノを撮っている感」がちょっとあると言いますか(笑)。「賭ケグルイ」らしくないカットがあったり、すごく爽やかなシーンがあったりしてちょっと面白いな～と思ったりしています。もちろん「賭ケグルイ」らしいシーンとか…。(チャイムの音に声をかき消される)

一同：(笑)。

松田るか：持ってるね～。

浜辺：さすがだね～(笑)。

高杉：いや、「持ってるね～」じゃないでしょ！(笑)　何か、こんな風にイジられながらも僕は必死に「鈴井」として生きたいです(笑)。

――今回鈴井は、前回より能動的にゲームに参加するシーンもありますが。

高杉：そうなんです。(ゲームのシーンには)初参加で。(そのシーンでは)ステージがあるんですけど、ステージの上に立つのはやっぱりちょっとドキドキして、「僕はここに立っていいのだろうか…」ってずっと思っていました(笑)。(鈴井は)ずっと観客で(夢子を)応援していたので、一緒にゲーム出来ることはうれしいですね。

松田：(「―season1）以来で)久しぶりの方と、今回また新たに入ってくるキャストさんやスタッフさんもいらっしゃったりして、(現場に)安心感と共に適度な緊張感みたいなものが生まれて、「よし、がんばろう！」っていう感じでした。久々でもむしろ前回よりも仲が良くなった気も、私はすごく感じています。

――前回は仲が悪かった？

松田：そんなこともないんですけど…。

高杉：そうだったんですか？(笑)

松田：(笑)。より(仲が良くなったということ)！　あとは、私が(夢子、鈴井、芽亜里の)3人の中にちょっと入り込んできたりとか、そういうのも相まって(仲が深まっているかも)。

中村ゆりか：やっぱり久しぶりにお会いするということもありますし、ちょっと緊張やドキドキもあったんですけど、実際にお会いして、皆さんさらにキャラクターがグレードアップしているというか、「私もがんばってついていかないと！」っていう感じになりました。でもまた会えたことがすごくうれしいっていう気持ちが一番でした。

森川葵：この現場は何でもアリなので、最初の方は「芽亜里って、どんな動きをするんだっけ？」と分からなくなってしまったんです。でも、『映画 賭ケグルイ』では木渡とペアを組むんですけれど、一緒にお芝居をしているうちに、「あ、芽亜里が戻ってきた！」という感覚をつかむようになりました。

もちろん、夢子や鈴井とやっていても、そんな感覚はあるんですけれど、芽亜里が“賭け狂っている”感じは、やはり木渡とのシーンで、勘を取り戻しました。

矢本悠馬：どんな芝居をしても受けてくれるので、森川葵という存在は凄く心強いですね。安心感も大きいですし、今回ペアを組むのが芽亜里というか、森川葵さんで良かったなと思います。