浜辺美波、コンビを組んだ高杉真宙は「悪いようにはなってないかな?(笑)」【「映画 賭ケグルイ」キャストインタビュー・後編】

2019/03/03 12:15 配信

映画

「鈴井さんが‘後ろ”にいると落ち着きます(笑)」(浜辺)


――今回、夢子と鈴井がチームを組んでギャンブルに挑むとのことですが、浜辺さんと高杉さんはギャンブルのシーンでどんなことを思いながら演じていましたか?

高杉:あのシーンだけで言うと、わりと夢子さんが上機嫌ではあるので、僕は寂しくないなと思いながら。こっちを振り向いてくれるだけでうれしいっていう(笑)。そういうのはありますよ。一人でずっとやっているので。

鈴井としては何も(リアクションが)返ってこないことが普通なんですよ。で、一人で騒いで一人でまとめるっていうのが鈴井の終着点なので、基本的に何かの受け答えがあることはうれしくあります(笑)。

鈴井はずっと焦ってワタワタしているので、そのメリハリは出ていたら良いなと思いますし。でも、監督からはずっと「どのシーンでも、この後のことは考えずに全力で」って話をされるので、全力で驚いて、叫んでいきたいですね。

浜辺:最初、鈴井さんが先に行ってしまうのですが、その後(夢子の後ろを)ついてきてくれるんです。夢子としては、やっぱり後ろを歩いている鈴井さんの方が落ち着くんです(笑)。前を行くのは鈴井さんじゃないなって、演じていて後半に気付きました。

最初の段取りが終わった後に、監督から「鈴井がいないと夢子は無いね」と言われました(笑)。鈴井さんががんばって「ワ~ッ!」て叫んでくれるから夢子は普通に、平然としていられるんだなという。許されるのは鈴井さんのおかげです。

高杉:いや、荷が重いから急に(笑)。

高杉真宙は「イジられたい」派?(C)2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ 「映画 賭ケグルイ」製作委員会


――ちなみに、現場での高杉真宙さんはイジられキャラなんですか?

矢本:前は僕の方からイジっていたんですが、最近は遠目で見ても「僕をイジってください」って顔をしているんですよ。芝居が終わっているのに、鈴井キャラのままでいて、完全にイジられ待ちしてたりして。ついには「矢本さんがイジってくれると思って…」とか言ってくるんです。さすがにそれを無視してしまうと、傷つけちゃうじゃないですか(笑)。

森川:高杉さんとは共演作が多いですけれど、ほかの現場で見ているときと、明らかに顔つきが違いますよね。とにかく明るいし、この現場でしか見ることができない素の表情も出してきますね。