伊藤健太郎「必殺仕事人」出演で「共演者の方々に、食らいつきながら撮影に臨んだ」とアピール

2019/03/06 18:00 配信

ドラマ インタビュー

弥吉役で出演する伊藤健太郎「時代劇はとても勉強になった」と感心

“所作”を大切に表現した


――時代劇に出演する上で演技のこだわりなどはありますか?

やはり時代劇では演じるにあたってその時代の「所作」がベースにあります。どこでせりふを喋るのか、どこで気持ちが切り替わるのかも「所作」の範囲の中で行うので、どのように表現するかという芝居は、とても勉強になりましたしこだわった部分でもあります。「もっとこうした方がいいんじゃないか」と、毎回新しい発見があって刺激になりました。

――その中でも、一番勉強になるなと思った方は?

本当にすてきな役者さんがそろっていて、皆さん素晴らしい演技をされる方ばかりだったので、もう現場にいられるだけでも幸せでした。

西田(敏行)さんは共演シーンが多かったので、近い距離でお芝居を見られたので印象に残っています。西田さんは喋っているわけでもなく、何かしているわけでもない何でもないシーンでも存在感があるんですよ。喋るお芝居というのももちろん難しいのですが、“喋らないお芝居”というのも難しいんです。西田さんが積み上げてきた経験がにじみ出ている演技を、若いうちに見ることができたという経験は大きかったです。

――その他の共演者の方々の印象はいかがですが?

東山さんは本当にかっこいいんです! 東山さんの殺陣のシーンをどうしても見たくて、僕の出演シーンじゃなかったのですが、現場にいたんですよ(笑)。“仕事人”が暗躍するシーンは、暗闇で後ろから光が当たるんですけど、またそれがかっこよくて、敵を斬るシーンはしびれました。

松岡(昌宏)さんは現場でも一番お話させていただいて、京都での撮影の時にいろいろなおいしいご飯屋さんに連れて行ってもらいました。仕事に限らず、人生についてもお話してくださって、まさに“兄貴”という感じの方です。

知念(侑李)さんは、一番年齢が近くて共通の話題はあるんですけど、今回の撮影では共演するシーンがなかなかなかったので、今度別の現場でご一緒することがあったらたくさんお話できればなと思っています。

――おたね役の飯豊まりえさんのご印象はいかがでしたか?

別の作品でも共演させていただくことが何度かあったので、とても安心感があり、一緒に演技をする上での不安というものはまったくなかったですね。

――最後にメッセージや意気込みをお願いします。

とても豪華な出演者の皆さんがいる中で、僕も負けじと食らいつきながら撮影に臨みました、その様をテレビの前で見ていただければうれしいです。