中村蒼、特殊詐欺に手を染める若者を演じ「心の底からなくなったらいいなと思いました」

2019/03/19 20:01 配信

ドラマ

「詐欺の子」取材会に登壇した、渡邉蒼、長村航希、中村蒼、高橋ひかる(左から)

3月23日(土)に放送される「NHKスペシャル『詐欺の子』」(夜9:00-10:30、NHK総合)の試写会が行われ、主演の中村蒼長村航希、高橋ひかる、渡邉蒼が登壇した。

「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」など特殊詐欺の実態を、ドラマとドキュメントで紡ぎ出す本作。ドラマパートは、中村演じる詐欺の加害者・大輔を中心に、「特殊詐欺」に手を染める若者たちの心境や、詐欺の仕組みを詳細に描く。

未成年が犯罪に手を染めるのはなぜ? あらすじを解説


2019年、一人暮らしの光代(桃井かおり)の元に、娘をかたる女から詐欺の電話がかかってくる。光代は、だまされたふりをして警察のオトリ捜査に協力し、金を受け取りに現れた14歳の「受け子」・和人(渡邉)の逮捕に貢献する。

和人を送り込んだのは、「かけ子」の大輔(中村)と「見張り」の遠山(長村)。2人は、和人や17歳の玲奈(高橋)ら、未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していた。

やがて、和人の取り調べが進み、遠山が逮捕される。遠山の様子を伺うため、大輔が裁判を傍聴しに行くと、証人として光代が現れる。光代の証言を聞くうちに、大輔は金銭だけではなく家族の絆や命まで奪われた被害者の心境を知る。