伊原六花主演「明治東亰恋伽」(tvkほか全国8局にて4月から放送)のドラマ第1話の先行上映が行われ、伊原の他、小林豊、岩永徹也、松島庄汰、とまん、山崎大輝、高橋真佳把、久保田悠来、副島宏司監督が舞台あいさつに登壇した。
正装の男性キャスト陣に囲まれ、ドレス姿で登場した伊原は「いよいよこの日が来たのかと実感しています。この1カ月、初めてのことが多くて、不安もいっぱいあったけど、キャストの皆さんや監督、スタッフの皆さんに支えられて、皆さんと一緒に駆け抜けた毎日でした」と初々しくあいさつ。
小林は「画がキラキラしていて、画の力だけでも楽しんでもらえると思います」と見どころを語った。
続けて、撮影の思い出を聞かれると、劇中で伊原をお姫様抱っこするシーンに触れ「全然、持ち上がらず…結局、スタッフさん3人くらいに支えられて持ち上げたんですが、(伊原さんから)『私が重いみたいじゃないですか!』って言われまして…。その節は、申し訳ございません!」とひたすら謝罪。
伊原は「結構、傷つきました(笑)」と漏らし、小林は「僕が非力なだけです!」と釈明していた。
愛知・犬山の「明治村」での撮影について、伊原は「とにかく食べ物がおいしかった」と振り返ったが、撮影中に小林と久保田がクッキーを作って届けてくれたことがあったという。
元パティシエの小林によるクッキーはもちろん、久保田が作ったクッキーも「すぐに割れたけど(笑)、味はおいしかったです」とか。
他の出演者たちも、なぜか次々と久保田との思い出を披露。
久保田を「尊敬している」という松島は「僕がせりふを忘れちゃったときに『緊張してるのか?』と言って、笑いを取ってくださったんですけど、その次のシーンで久保田さんがせりふを噛んでしまって…(笑)」と暴露した。
撮影期間中に誕生日を迎えた山崎は「撮影が終わるのが遅かったんですが、悠来さんがドライブに誘ってくれて、犬山城を三カ所から見るツアーをしてくれました」と先輩の優しい一面を明かした。
また、岩永は「伊原さんがオールアップした時にお手紙をくれて、感動しました」とニッコリ。どんなことが書かれていたのか?と聞かれると「それは自分だけの思い出にしたいので」と言って、会場をわかせた。
とまんは、見どころとして「物の怪のCGがいい感じで仕上がってるらしいです」と語ったが、その伝聞口調に周囲から「見てねーのかよ!」とツッコミが飛ぶ。
キャビンアテンダント風の服装のとまんを、小林が「フライトがあったから見れなかったんだよね?」といじり、会場は笑いに包まれた。
初の映像作品出演となった高橋は「緊張しましたが、楽しい方たちがいっぱいいて…。ドキッとするシーンがあるので、そこを見てほしいです」とアピールすると、すかさず小林らから「いま、ドキッとしたわ!」「カワイイ!」との声が飛んだ。
副島監督は「時代劇ですが、肩ひじ張った感じが一切なく、楽しく見てもらえると思います」と語り、特に伊原について「変顔するシーンがあるんですが、六花ちゃんの顔の変わりようは同一人物に見えないです」と語った。
会場に来ることができなかった宮崎秋人からは動画メッセージが届き、伊原について「現場の空気感を作ってもらったり、お芝居でもぐいぐい引っ張ってもらった」と絶賛。
だが、その動画が宮崎の自撮りで、伊原は感謝を口にしつつも「自撮りで、しかもパジャマみたいな格好で…。そこに全部持っていかれた感じが(笑)」と困惑していた。
さらに、このイベント翌日に30歳の誕生日を迎える小林のためにサプライズでケーキが登場。
小林は「普段は年を取るって、そんなたいそうなことと思ってないですけど、今年は30歳になるので本当に大人の階段の第一歩かなと思う年で。20代の最後の仕事を、笑顔あふれるキャスト、ファン、スタッフの皆さんと迎えられたことがうれしいです」と喜びを口にした。
最後に、映画の公開日が6月21日(金)に決定したことも発表され、アニメジャパンでの特典付きのアニメとのコラボ前売り券の情報も明らかに。
登壇陣を代表してあいさつに立った伊原は改めて「原作の世界観を大事にした、魅力の詰まった作品になっていると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。
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