「ソラニン」と同じ年に公開された本作は、主演の水嶋ヒロ、佐藤健、桜田通をはじめ「仮面ライダーシリーズ」の関係者が数多く出演している。
本作「JK☆ROCK」も「仮面ライダーゴースト」(2015-2016年、テレビ朝日系)で仮面ライダースペクターを演じた山本涼介など、「仮面ライダーシリーズ」の出演キャストが多数出演しており、旬のイケメン×音楽というのはやはり鉄板の組み合わせだ。
音楽プロデューサーにいしわたり淳治を迎え、The SALOVERS、滝善充(9mm Parabellum Bullet)、DECO*27、爆弾ジョニー、黒猫チェルシーらが劇中音楽を担当。
主演の野村周平はオーディション時に服を脱いで上半身裸になって歌い出し、「その熱さがあれば日々沼(日々ロックの主人公)ができるな」と入江悠監督に見込まれ、選ばれたというエピソードがあるほど本作に打ちこみ、豪雨の中演奏するクライマックスシーンではその熱さが最高潮に達している。
本作が初主演となる福山は、NHK BSプレミアムで全国放送された「You May Dream」でロックバンド、シーナ&ロケッツのリーダー&ギタリスト・鮎川誠の若き日を演じており、今作のオーディションでは同作の打ち上げでもらったというエレキギターを持参して参加、引き語りを披露して見事主演を勝ち取った。
今回はその経験を生かして劇中の演奏シーンは全てを吹き替えなしでこなしており、今回解禁されたライブシーンの画像も、「ONE OK ROCKのライブ映像やPVを見て動きを勉強した」と語るように、本物のアーティストと見紛わんばかりのリアリティーにあふれたものとなっている。
さらに初心者女子高校生バンドとして登場する「DROP DOLL」は実際に同名義でデビューしており、リアル女子高校生バンドとして活躍している。
実際のアーティストが参加、仮面ライダー出身のフレッシュな若手イケメンが参加、主演はオーディションで監督に熱さを見せつけて選ばれた、これまでの音楽作品の持つ要素を兼ね備えつつ、原作のない完全オリジナル作品として公開される本作。
“平成最後の和製青春ロックエンターテインメント”に胸の鼓動もロック以上に波打ちそうだ。
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