――お互いの番組に出演されてみて、番組の印象はいかがでしたか?
安田:「99人の壁」は、セットが豪華でした。
佐藤:「じゃじゃじゃじゃーン!」は、私は2分くらいしかいなかったのであまり分からないのですが、どちらも子どもがかわいいということが共通していると思います。
安田:(「99人の壁」に出演する)少年たちの、お金とはまた別の、自分の知識力を試したい、夢中になっているもので勝ち上がりたいという無欲さが印象的ですね。
佐藤:5問正解したら100万円だとか、(SPワンマッチゲストを)ブロックしたら3万円だとかがありますけど、センターステージに来る皆さんがおっしゃるのは、「自分が愛していることで皆さんと戦いたい」ということなんです。この番組で、愛しているが故に深くなっている知識を放出したいみたいなものがあるんじゃないですかね。
安田:99人が立った時は本当に壁ですよ。圧迫感というかね。「じゃじゃじゃじゃーン!」は背景がグリーンバックですし、出演者も多くて4人とかですから…まあスカスカしています(笑)。ただ、こっちは細々とやっているんですが、面白いものを作ろうというチャレンジ精神というのは、ジャンルは違いますけど同じかなと思います。
――普段、それぞれの番組に出演されている子どもたちとはどのように接していらっしゃいますか?
安田:私は「ひたすら待つ、焦らない、出てこなかったら諦める」です。子どもたちが、台本通りではない子ども独特の発想で何かボソっと言った時の面白さにはかなわないんです。それを2つ3つもらえるんだったら、いくら待ってもいいという感じですかね。
佐藤:本当に僕たちじゃ思いつかないことを言ったりするので、僕も似たような感じです。それが行き過ぎると“学級崩壊”になる訳ですけれども。子どもたちがリラックスして…「リラックスしていいよ」と言わなくてもリラックスしていますが(笑)。もう自分の家のリビングにいるような感じで収録中もいてくれればいいなという思いでやっています。
安田:(「99人の壁」の)収録で「発車メロディー」を口ずさむ男の子がいたんですよ。歌っている時の彼の顔も、クイズに答えようとしている時の夢中な顔も、それを二朗さんがこの大きな顔でずっと見ていらっしゃるのもいいんですよね。いろんな面白さが内在されている番組です。
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