「ひよっこ」の三男を演じた泉澤祐希が、こんどは「辞めたい」が口癖の新入社員に!

2019/04/01 07:00 配信

ドラマ

「ひよっこ2」に続いて、4月16日スタートのドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)にも出演する泉澤祐希撮影=大石隼士

四夜連続で放送した、「ひよっこ2」!その中でみね子と時子(佐久間由衣)の幼馴染で、就職先の米屋の娘・米子(伊藤沙莉)に振り回されていた三男を演じていた泉澤祐希に、改めてインタビューを行った。

――大好評だった「ひよっこ2」。こんご、さらに続編を演じるとしたらどんな設定がいいですか?

三男としては、子供ができてるんですかね? でも、結局、きっと振り回されてるんじゃないですかね?(笑)

――「ひよっこ」の魅力は、どんなところに感じますか?

登場人物の一人一人が急ぎ過ぎていないというか、日々をちゃんと生きているので、見ていてほっこりするのかな?と思います。自分が一視聴者として見ていても、一人一人が役を生きていることをすごく感じたので。全ての現場を見ているわけではないので視聴者目線のところもあって、「すずふり亭行きたいなー」とかって思ったこともありました(笑)。うち(阿部米店)から遠くないはずなんですけどねー。「ひよっこ2」ではすずふり亭に行けなかったので、さらなる続編があったら家族で行きたいですね。そして、うちに米を発注してもらいたいです(笑)。

――発言がすでに三男です(笑)。泉澤さんは子役から演じられていますが、お仕事をセーブされた時期があったんですよね?

はい。中学生の時に学校が大好きだったんですけど、なかなか行けなかったので、セーブさせてもらったんです。でも、大学生の時にもう一度、お芝居がしたい!と復活というか、続けさせてもらえたんです。

――芝居の何が、そんなに泉澤さんを引き付けるのでしょう?

すごく刺激的ですし、常に新鮮な気持ちになれるというか、新しいことを見つけられる。今ではこの仕事じゃないと、生きていけないんじゃないかな?と思っています。

――何か、きっかけになった作品があるんですか?

大学生の時に出演した「東京が戦場になった日」(2014年、NHK総合)というSPドラマです。オーディションで受かった作品で、この作品に出ていなかったら、もう一度、辞めていたかもしれないです。

――“辞める”といえば、吉高由里子さん主演の新ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(4月16日火曜日スタート、TBS系毎週火曜夜10:00-11:07)では、「辞めたい」が口癖の新人・来栖泰斗を演じるんですよね。

来栖は怒られ慣れていないので、メンタルがすごく弱いんです。でも、僕も小さい頃に現場ですごい怒られて、ずっと泣いていたらしいので、そういう部分は僕の中にもあるかな?と思いつつ、挑んでいます。ただ来栖はちょっと考えていることが読めない、突拍子もない人物でもあるので、今はまだ試行錯誤している部分もあって。でも、僕が不確かな部分を掴んでしまうと来栖らしさが出ない気もするので、掴めなくてもいいのかな?とも思っています。

――これまで多くの役を演じてきましたが、今後演じてみたい役は?

忍者です。小さい頃から忍者が大好きで、チャンバラごっこや手裏剣を投げるなどの訓練をしてきたので、忍者役はぜひやってみたいです。もしかすると役者業も変身の術みたいなところに繋がっているのかもしれないですしね。って、そうすると本業は忍者なんかい!?となってしまうんですけど(笑)。瞑想でメンタル面を鍛えることは今も続けているので、常にいつでも行けます!

取材・文=及川静