<いだてん>森山未來、初高座へ「勢いと熱量と緊張とエネルギーを見せられれば」

2019/03/30 13:50 配信

ドラマ インタビュー

ボロボロの着物で高座に上がる孝蔵(C)NHK

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。3月31日(日)に放送される第13回では、1912年のストックホルムオリンピックのマラソンレースに挑んだ主人公・金栗四三(中村勘九郎)と、東京・浅草で初高座に挑む美濃部孝蔵(森山未來)という、全く違った道を歩む2人の心情の重なり合いが描かれる。そんな同放送回の見どころを森山に聞いた。

とにかく志ん生に関する文献を読みました


若き日の古今亭志ん生(ビートたけし)を演じる上での役作りについて、森山は「とにかく志ん生に関する文献を読みました。でも、僕がたけしさんになるということをどう考えていいのか分からなくて、撮影を見学しに行ったんです」と話し、「思ってた以上に、たけしさんのままでやられているので、その姿を見て、『もう悩まなくていいかな』と思いました」と、演技のヒントを得たそう。

しかし、そんな森山も苦労しているのが落語だという。

第13回では、孝蔵が高座で落語「富久」を演じ、荒削りながら目を見張る才を見せるが、落語については「まずい落語といい落語っていうものの違いも分からないくらいずぶの素人だったので、とにかく寄席にも通いましたし、映像も見ました。でも、いまだに難しいです」と語る。

「いくら江戸前の言葉で話をしようとも、メンタルが僕は関西人なので、関東とは違うんですよ。落語だけでなく、江戸前の気質をどのように捉えたらいいのか分からなくて」と、初めは関西出身ならではの壁があったという。

江戸前と関西の意識の違いについて悩んだ森山は、芸能指導の友吉鶴心、落語指導の古今亭菊之丞などの言葉を聞いたことで考え方が変わったと言い、「江戸には、大災害があったときに地方からたくさんの人が流れ込んできたときもあったそうですし、何が江戸前の気質なのかっていうのも一概には分からないんですよね。落語もそうで、たけしさんがたけしさんのままでいるように、僕は僕なりのアプローチで、(落語を)できる方法を見つけられたほうが面白いのかなって」。

そして、「だからこそ、孝蔵は江戸前の言葉でしゃべるし、気質も意識はするんですけど、あまりそこにとらわれ過ぎなくてもいいのかなって思ってます」と現在の心境を明かす。