――シリーズを重ねることの難しさや、気を付けていることなどはありますか?
速水:第3シーズンにもなると、あまり意識せずに役に入り込めるようにはなったのですが、作品としてはどんどん難解な事件が増えてきて。毎回凶悪な犯人が登場して、時代の流れに即した捜査方法をしていかないといけないので、そこで苦労することはあります。
鈴木:そもそも、一つの作品を何年も続けること自体が難しいですよね。そう簡単に事件が転がっているわけではないので。視聴者の方々に楽しんでいただけるように、キントリの“色”が詰まった事件の解決方法を毎週見せていくことへのハードルが上がってきていると思います。
それを、天海さんを中心にスタッフ・キャストが一丸となって乗り越えていかないといけない。その土台はしっかりとできています。
――では最後に、見どころをお願いします。
速水:これまでの反省点を踏まえて、今作から取調室が二つになったんです。
鈴木:初の試みなので、新鮮だし、すごく楽しみです。キントリは犯人を逮捕してから物語が始まるので、そこが他の刑事ドラマとは一線を画している部分です。その面白さが、今回も全面的に出ていればうれしいです。
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