“断捨離”提唱者・やましたひでこ「やっと分かってもらえたかという思い」

2019/04/09 19:30 配信

バラエティー インタビュー

やましたひでこにインタビューを実施(C)BS朝日

やました「まずは一つ、捨ててみましょう」


――欲しい物は買ってもいいのでしょうか?

断捨離はミニマリストでもミニマリズムでもないです(笑)。断捨離はそういう欲しい物を買うためにするものです。例えるなら呼吸です。

「吐いたから吸う」、この生きていくために本当に必要な行為と全く一緒なのです。本当に自分が必要な物を手にするために捨てるんです。

――断捨離やってみます。

その通り! 断捨離は行動力なんです。でも断捨離を勉強し、理解して行動に移したら終わりじゃないです。

断捨離をして、「こんなことに気が付きました」「こんなことが分かりました」にたどり着くことが本当の断捨離なんです。まずは一つ、捨ててみましょう。

――物を捨てる基準は?

本当に大事な物は「捨てよう」とは思いません。断捨離の対象品目に入っている時点で、すでにその物と自分の関係は終わっています。一瞬でも、「これは要らない?」と思った時はチャンスで、さらに「これ邪魔だな」と思ったらもう要らない物です。

――番組に出演する家庭は、断捨離をしたことで大きな変化があったと思いますか?

断捨離をする前と後では表情が変わります。「どうせ私なんか」と自己肯定感が薄かった人たちが、断捨離をやり切ったことで自分をねぎらったり、自分に自信を持ったりすることができるようになります。

――視聴者の方にメッセージをお願い致します。

まず、物に侵されている自分の空間を取り戻してほしいです。番組を見て、空間という大切な舞台を、自分のために使うことを分かってほしいです。

4月10日放送の第1回は、スペシャル第5弾で「実家の断捨離」で出演した武田家の娘・美香さんの家を断捨離する。なかなか物を捨てられなかった母親に捨てるように言っていた美香さんの家もまた物であふれかえっていた。

4月17日放送の第2回目は神奈川在住の飯塚さん。子育て中にさまざまな資格を取得し、ジャズシンガーとして活動する「キラキラ主婦」だったという。ある時から時が止まり、物に押しつぶされた彼女を暗闇から救い出す断捨離が始まる。

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