初回放送では他にも、登場人物たちが屋外で一列に並ぶオープニング映像や、ひとつのコーヒーメーカーの元に集まってはコーヒーを注ぎながらセリフを話すシーン、モノクロカットで画面が制止するなど「HERO」を彷彿とさせる演出が盛り込まれていた。
これには視聴者も「ラジエーションハウス、HEROみたいで好き」「この感じ懐かしいよ~」「月9が始まった!」と、楽しんでいる様子だ。
この仕掛けには理由がある。今作の演出は「HERO」や「王様のレストラン」(1995年)、「ロングバケーション」(1996年)などのフジ系ヒット作を手掛けた鈴木雅之監督が担当しているのだ。音楽担当も「HERO」と同じ服部隆之で、ナレーションは「HERO」にも出演していた八嶋智人という共通点もある。
当時、弁護士を描くドラマが多かったのを検事側に視点を置き大ヒットとなった「HERO」だったが、「ラジエーションハウス」もまた、普段スポットを浴びにくい放射線技師が主人公。病を見つける“HERO”を、ベテランスタッフたちが小粋に描いていく。
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