住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔(溝端)。高校卒業後、故郷を離れ、過去に蓋をして生きてきた2つの理由がある。18年前に事故で亡くした兄の記憶。青春時代に影を落とす忌まわしい1人の教師の記憶。
高校卒業後、過去から逃げるように故郷を飛び出したが、数カ月前に、人事異動で再び地元の支社へと戻ることに。そこで偶然再会した当時憧れのクラスメート・竹中美郷(瀧本)に誘われ、気が進まないまま高校の同窓会に参加する。
ほとんど会っていなかった幼なじみの皆川希一(佐野)、大見和康(木村)、片岡八真人(廣瀬)との再会に話は弾んだ。
童心に帰った洋輔を含む4人組は、ノリでかつての体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しを計画。
拉致をしてこらしめ、スッキリしたら解散。イタズラのつもりだった。しかし。翌日、その教師はなぜか別の場所で遺体となって発見される。
4人のうち誰かが、現場に戻り、教師を殺したのか。誰もが否定し、それぞれが疑心暗鬼に陥っていく。
犯人は誰か。動機は何か。この事件をキッカケに、信じていたものが音を立てて崩れていく。
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